気になるもの二つ!…これは何でしょう?・・・


この泡は何でしょう?・・・

さて、この道具は何でしょう?
最近出会った二つのものをご紹介いたします。
まず、ワイングラスの上に見える白い泡は、「わさび」です。泡ワサビの下に見えるのがマグロで、その下にアボガドが入っていました。先日、京都ロイヤルホテルのディナーの最初に出てきたのがこれでした。
泡がワサビでしょうゆ味のマグロとアボガドの刺身の盛り合わせでした。味はマアマアです。

次はこちら。この木は杉です。3か月前に切り倒され、杉皮をむいたものです。どのくらい乾燥したのかを見てみました。

実は、もう一つの物は、木の乾燥具合を測る「含水率計」でした。

今、三和のダッシュ村では、ギネスに挑戦する試みとして「世界一高いブランコ」を計画しています。当社もそのプロジェクトのお手伝いをさせていただいてます。その、もとになる材料の杉の木を現在、山で葉枯らし乾燥させており、もうすぐ引き上げて皮をむいて、来年の春まで自然乾燥させます。その木の含水率を測る道具です。(財)日本住宅・木材技術センターの認定品のようです。見た目より高価なものです。

防災の日、関東大震災を検証?!……倒壊より火事?!

 今日の暦をみると、防災の日となっていました。そうか今日は、関東大震災が起こった日だなと、「たしか、大正12年9月1日!」と日付が即座に思い浮かびました。
この年に生まれた方は87歳。ということは、この大震災を経験しておられ生存するお年寄りの方はまだ相当数おられるということです。
 改めて、日本史上最大の震災といわれるこの大地震を簡単に調べてみました。相模湾を震源とするマグニチュード7.9の海溝型の地震で関東一円に被害が発生。死者・不明10万5千余名、住宅全壊10万9千余、半壊10万二千余、焼失21万2千余(倒壊後の消失含む)となっていました。
 この地震の特徴的なことは、地震発生が昼の0時直前ということもあり、食事支度時ということもあり、地震発生直後から火災が発生して、火災による建物の焼失や焼死者(東京市だけで5万2千余名といわれる)がとりわけ「史上最悪な震災」といわれる由縁のようです。ただ、正確なことは未だにわかっていないことが多いようです。それほど全てのものがなくなってしまったということのようですが・・・
 話は変わりますが、私は千葉の田舎で育ちました。貧乏でお粗末な家でしたが、その割には剣道の竹刀や古い本棚や硯や古書など、その家には何か不似合な骨董がたくさんありました。母に聞くと、亡くなったお爺さんが終戦まで憲兵であり、以前には東京市で消防局の職員をしていたのだというのを聞いたことがありました。小さい頃、そのお爺さんの古書の中に、確か東京震災の記録が書かれており、赤の色鉛筆のような印しで火災発生箇所などが克明に記録された冊子があったのを覚えています。
 その後、母がそのような古書を処分した頃、「震災の発生の様子を記録した資料が見つかった」というニュースを聞いて、どうもあの資料は私が見ていたものと同じではないかと我一人勝手に思っていました。
 さて話は戻しますが、家の安全についてですが、一番大事なのは、「とっさの時に命を守れる家」ではないでしょうか。次に、「損傷の少ない家」という順番なのではないでしょうかね。
ここで印象的なのが、国の防災科学技術研究所が昨年の10月に三木市の「E-ディフェンス」(大型振動台)を使って行った「長期優良」の3階建て木造住宅の「実物大」実験での結末です。
この時、同じ設計の木造住宅を2棟作り、1棟は「耐震等級2」を満たす長期優良住宅。もう1棟は柱の接合部のみを弱くした同等級を満たさない住宅。2棟を並べて耐震基準の1.8倍、震度6強相当の人工地震波で20秒間揺らしたところ、本来倒壊しないハズの「耐震等級2」の住宅が完全に倒壊し、倒れるハズの「接合部にゆるみのある住宅」の方が完全には倒壊しなかったのでした。
この実験については、今やマスコミも語らないようになっていますが、本当はゆゆしき問題だと思いませんか?倒壊しないと胸を張っていた住宅に人が入っていたら、恐らく人が亡くなっていたのではないでしょうか?片や「倒れるべしで接合部にアソビのあった欠陥?住宅」ですが、多少の怪我は発生したかもしれませんが、命まではなくなっていなかったでしょうね。
私は学者でも専門家といわれる立場にも程遠いと思われる人間ですが、この違いは明らかに問題であろうと直感いたしました。ボルトやナットで剛接合でガチガチにした家よりも少しアソビをつくった柔の接合の方が安全なのではと。思っています。
先人の方たちは古来よりこのことを理解していたように思われます。法隆寺や東寺の五重塔など、未だに私達は先人の技術に学ぶべきことがたくさんあるように思います。身近には、伝統的木造構法といわれる従来の古民家などもそうなのでしょう。
しかし現実には、今の建築基準法では中々先人たちのつくった方法で住宅を建てることはできません。
今、住宅建築する上で地震に対する構造といえば、耐震構造、免震構造というのが法的にも認められているわけですが、特に免震構造は「揺れを和らげるという柔?の構造」なのですが費用的に高額なのが問題として残りますね。
そこで、考えたのがビイック社という会社の「地盤減震」というシステムでした。建物は建築基準法の耐震を満たす住宅を作り、更に基礎下に滑り装置をつくることで、地震時の揺れをシャットアウト(ちょっと大げさですが・・)イヤ、軽減して震度4~5までに抑えるというものです。第1に命を守り、第2に損傷を食い止める。というわけです。
最初の当社が採用したのが、当社倉庫前の公衆トイレです。次に、当社の売り出した住宅「ニュー蔵漆」に採用してみました。次は、秋に蔵の移築をするのですが、その蔵の基礎下に、この地盤減震システムを採用する予定です。
本日は、防災の日です。ちょうどよい機会に当社採用の「地盤減震システム」一度ご覧いただきたいと思います。

なぜ?!・・こんなにしてまで買うの?・・ラスク?!

食べ物を買うのにはじめて行列に参加してみました。リスクではなく、ラスクです。大阪の阪神百貨店の地下食品売り場の入口に開店と同時に行列がありました。うちの奥さんが並ぶというので付き合いました。行列に参加すること30分余り、冷房の利かない外と内とでは大違い。最初から中で待っていればよかったと気がつきましたが、それに気がついたのは後のこと。女性の皆様が多い中、一緒に貴重な体験をさせていただきました。ただ、なんでこんなお菓子?!に大勢の人が並ぶのか今でもわかりません。私にはリスクにしか見えませんでした。
ついでにこの日、もう一つ大勢の人が列をなしているところが阪神百貨店の中にありました。こちらは、すごい列です。いまNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」で有名な水木しげる氏の米寿記念の「ゲゲゲ展」でした。幸い、すぐに入れてもらえるカードがあったので会場にすんなり入れたのですが、そこは押すな押すなの超満員、隙間から貴重な原画を拝ましていただきました。
漫画といっても、貴重な芸術だと本当に思いました。細かい点と線で描いた濃淡の世界は何とも言えない美だと感じました。こちらは行列に並ぶ理由がわかりました。
開店と同時にこの行列です!

警備員まで出ています。

なるほど!これがラスクというものか?製造のビデオが流れていました。

やっと商品に辿り着きました!

これを買うために行列に参加したのですが・・・・

こちらのゲゲゲ展の方が並ぶ理由がわかりました!?・・

古いモノにはいいモノ懐かしいモノが一杯!?

私が、車の免許を取ったのが22歳の時、今から35年ほど前のことになる。最初に購入して乗った車は、日産チェリークーペの中古車だった。その次に乗ったのが、今でも多くの人から「スカG」と言われ親しまれた箱型スカイラインのオンボロ中古車だった。そして次に初めて新車を買ったのがサニー。その次が、イスズのアスカ、その次は日産の4輪駆動のワゴン車だった。その次が三菱の4駆デリカ・・この頃はスキーのために雪道に強い車ばかり購入していたような気がしています。
そんな、懐かしい車や世界の名車が、たくさん展示してある車の博物館を訪れました。昔の手作りの車がたくさんあり、やはりいいモノは、どんなに古くても素敵な輝きを見せてくれました。そんな車の写真を動画にまとめてみました。

世界のトイレ?!・・男性版!

先日旅先で、面白いコレクション?!に出会いました。世界各国のトイレです。
日本の洋風のシャワートイレは世界的にも有名で、日本をおとづれた外国人が持ち帰りたい物の一つだとか?
今回男性用のトイレ便器を撮影してみました。国により少しずつデザインが違いますね。












熱き思いが完成!・・この暑い時期に薪ストーブ?・・・

先日築80年余りになる豪邸の改造工事をさせていただいたk様の工事検査にお邪魔させていただきました。
 今回は、家主様が思い描いていた「薪ストーブのおける吹き抜けの部屋」がテーマでした。本当に大きなお宅で、家の裏に面する和室の床と天井を取り壊し、外から直接出入りできるストーブのあるリビングに改造したのです。
 スキーの大好きな家主様です。スキー場のある高地にしかない白樺の木を、軽トラで持ち帰っており、今後この部屋が白樺で飾られるのが楽しみです。思わず私のほうがワクワクしてしまいました。
・大きなお屋敷です。玄関には白樺の木が立て掛けられています。

・外から直接部屋に入れます。

・和室の天井も取り外しました。


・こちらも、藤井の親父さんの薪ストーブです。

いま最もエコな取り組み?!・・民家再生!・・

戦前からある大きなお宅を、お盆明けから改造させていただいています。たぶん茅葺き屋根の時代から何度かおおきな改造をなされてきたと思われる大きなお宅です。
 今回も大工事です。全ての床を取り払い、床下の土も取り出し、シロアリの駆除を行う予定です。痛んでいた柱や大引きや根太は全て替えたり補修したりします。
 大掛かりな工事なので、確かにお金がかかりますが、このお宅はこうやって幾度かの再生を経験されてきたようです。都会ではスクラップ&ビルドの時代でも、田舎ではリフォームしながら昔からの家を守ってきたのです。本来の木の家は、長生きするもの・・田舎では100年・200年住宅など当たり前のことなのです。
 ある時から、法律が変わり、決まった規格の住宅以外は「不適格建築物」とされてしまいました。そして規格外に存在する価値ある建物は、「文化財」という聞こえのいい言葉で片付けられ、本来の日本建築を残そうとする姿勢を、我が国は忘れてしまったかのようです。
 私たちの役目は、「その日本建築の良さを保存し、悪い部分は改良し、長生きのお手伝い」をしようというわけです。
今の時代に100年前の同じ材料を調達して、同じような家を建てたら、おそらく数倍の価格になるでしょう。材も技術も時間もこの50年で、庶民の世界からは消えてしまったからです。
 今もう一度、日本の「家の在り方」を見直すべき時代がきているような気がしています。

下屋もなおします。

室内はなるべく手壊しで行います。
和室の下もすべて取り払います。

床下の通風状態が悪く、シロアリの存在が確認されました。土壌への防蟻処理と基礎・木材部分にも処理を行います。

この天井の板は取り払って吹き抜けにしますが、この黒光りした梁は残すことを考えています。どのようになるかおたのしみに!

日本の田舎の風物詩:立原地蔵祭り

今年も夏の終わりの最大の行事。京都府北部・福知山の立原という80戸余りの集落の区民による地蔵祭りが盛大に行われました。
 普段ひっそりとした当社の社屋も、この地域の中心街にあり、一年に一度だけ注目される場所になります。今年は、当社の駐車場で、沖縄三線の仲間たちが、演奏会をしてくれました。
 この日のよるだけは当社前では、ビール飲み放題で外からのお客様を接待いたします。今年は暑いことから、20リットルの生ビールを4本用意しました。用意された酒屋さんが「こんなに飲むんですんか?」と驚いていましたが、当日中にはすべてなくなっておりました。今年は、遠くからのお客様や福知山駐屯地の連隊長様など多くの方に喜んでいただき、全国に自慢できる祭りとして、いつまでも残したいと思いました。
 数日前からの各組ごとによるお地蔵さまに飾る花つくりの様子や様々な行事の様子を動画にしてみました。
 なお、お地蔵さまに飾られた各区による花のつくりの違いを写真にてご紹介します。
これは当家の玄関のお地蔵様!今日はそれとなく楽しそうです!

これが私たちの組が作成したお花です。この花の折方と切り方が他の組とは違います。ちなみにこの花の折り紙の切り方は私しかできません!


当社の前に祭られたお地蔵さまです。花の形が違うのがわかりますか?






地蔵祭りの総集編動画です。

地蔵盆シリーズ  第1弾 地蔵祭りに向けての除草作業今昔

いよいよ今年も夏の終わりを伝える地蔵盆がやってきます。当社の事務所がある福知山市立原地区は、80戸足らずの集落ですが、住民だけの手で地蔵盆に牧川河川敷で、精霊流しと花火大会を実施します。この地域の住民にとって、夏のお盆よりもお正月よりも里帰りする家族が多く、一年中で一番盛り上がる時を迎えます。当社の前の立原街道は、夜は歩行者天国になり、夜店が出て一時的に人垣で動けなくなる時間があります。(20分間ぐらいでしょうか?)
 その地蔵盆の花火を行う場所や街中の通りや事務所の除草作業を実施しました。そこで河川敷には除草のための大きなバリカンのような機械を持ってきました。ツタや漆の木が生え始めており、人力ではとても無理な作業のため、新兵器をレンタルし、当社の土木部のヒーロー長崎専務がその作業を行ってくれました。見事に200mにおよぶ除草作業を一日でしてくれました。
 さて一方、当社の周りの除草作業ですが、あと3日後に迫った地蔵盆までにしなければなりません。やむなく、私自らが除草することを決断。この日全ての現場監督に熱中症対策を指示した手前、絶対に自らが熱中症にだけはならないようにして除草作業を敢行しました。こちらは手作業です。そこで私の機械ですが、ちょっと価値ある機械です。といっても鎌ですが、この鎌が、地元の鍛冶屋さんが作られたお手製の鎌なのです。鎌に名前はありませんが、なかなかの名刀?です。買値は1500円でした。
この鍛冶屋さんも、当社のすぐ近くの立原街道にあります。今では珍しい手作り包丁や鎌、ナタや鍬などもおいてあります。もうつくられる方も80歳近くのお歳ですが、いつまでも元気に続けてほしいと願っております。3日後、この街道は一時的に大変なにぎわいを見せる街道です。
 また、各組ごとに今週ぐらいから、お地蔵さんにお供えする花作りをします。各組ごとにお地蔵さまをお祭りするのですが、それぞれ、手作りの花が見られます。こちらも伝統があり、それぞれの工夫した花がご覧できると思います。今週はこの地蔵盆に関する話題をお伝えしたいと思っています。
お楽しみに!


このひっそりとした立原街道が一時的に人が通行不能になるぐらいごった返します!
本当です。一度おいでください。

やはり日本の木はすごい!

8月14日(土)の朝日新聞に「最古の建材今も現役・・禅室に飛鳥時代のヒノキ」と題し、奈良市の元興寺の禅室に、飛鳥時代初期の586年頃に伐採されたヒノキが使われていることがわかったという内容の記事でした。
 1420年余り前の木材が、いまだに現役で使用されているという、生き続ける部材=ヒノキに驚きを感じるとともに、1400年余りも歴史をみつめてきた、この長老古材=古財にロマンすら感じる次第です。
 これまでも、世界最古の木造建築物といわれる法隆寺を例にとり、1300年の木材の歴史を語ってきましたが、さらにこれより100年も古い木材が現存し、現役で使用されているという事実に、日本の木造建築の今後の在り方を再度見つめなおすよい機会なればいいと思います。
 ブログでもご紹介していますが、今回当社ではお寺の庫裏の再建築を行います。先日、動画でも人力解体の様子をご紹介しましたが、ここで取り外した構造材を再建築にも使用いたします。この木材は、お寺の庫裏の歴史から、約220年位前の古材=古財と推定されます。新聞記事にあった元興寺の禅室の材にはかないませんが、これからまた100年200年の歴史を作ることは確かです。特に、写真にも撮りましたが構造部の何本かは、今度の上棟の折にご覧いただけるものと思います。

220年余りの歴史を持つ骨組です。とても美しいと思いませんか!?

上棟にはこの2本の材がお目にかかれます。

より多く古材=古財を再生・再利用することを考えています。

煤竹も残しています。丁寧に使わしていただきます。きれいにする技術もあるんですよ。

お盆休み第2弾!「舞鶴ふるるファーム」

お盆の休みに、甥が遊びに来ていましたので、我が家から1時間ちょっとのところにある舞鶴の「ふるるファーム」という楽しい農園を訪ねてみました。
 実はこの農園を訪れるのは今回で2回目です。先月、団体で訪れたのがきっかけで、友人たちもこのお休みに食事がてら行っているとのことでしたので、中学生の甥と3人で尋ねてみました。火力発電所の奥に農園はありました。お盆休みとあって、家族連れで大賑わいです。他府県ナンバーの車もたくさんありました。
 食事の予約をして、農園内を散策してみました。この農園は、舞鶴市が設置した農業公園を株式会社農業法人が指定管理者の選定を受けて運営しているようです。
 施設は、農村レストランや手作り工房、マーケットのある「交流体験ゾーン」。いちごハウスや野菜畑、展望広場、ハーブガーデン等の「農場ゾーン」。更に、コテージやクラインガルテン(滞在型農園)や日帰り農園などの「農園ゾーン」の三つのゾーンからなっており、家族づれにとってとても楽しい施設になっていました。
 少し待たされた農村レストランでは、「身土不二」「地産地消」にこだわり、四季に合わせて旬の味覚をとりいれた魅力ある田舎料理を食べさせてくれるとのこと。バイキング形式ですが、飲み物や果物、デザートなど種類もたくさんあり、中学生の甥も満足に食べておりました。値段もそれほど高くなく、腹いっぱいに食べさせていただきました。
 私が一番気になったのは、クラインガルテンという滞在型農園ですが、17戸位ありどこも満室のようでした。1DKの38平米の施設で100平米の専用農園があるようです。他府県ナンバーの方も大勢見受けられました。また、30平米の日帰り農園も21区画あり、こちらも一杯のようでした。
 舞鶴の奥のほうにあるため、不便なのではと思いましたが、大勢の方々には驚きです。
わたくし事ですが、福知山でもこのような施設ができたらと常々思っています。土地と田んぼ・畑はあるのですが、まだまだ時間がありません。少しずつ始めようと考えていますが、興味ある方たちと一緒にできたらばと夢の日々を送っています。


2010年のお盆!その1・・福知山の花火・・

今年の会社のお盆休みは4日間。遠くへ出かけることもなく、家の掃除をしながら、合間に神戸や舞鶴、天橋立、福知山の花火大会などに出かけてきました。その時の動画をお見せします。第1回は北近畿一といわれる福知山の花火です。当社も、その数発分のスポンサーをさせていただいております。放送で岸下建設㈱の名を聞いた人はいますでしょうかね?8月21日には、当社の地元の80戸足らずの集落がお届けする地蔵盆の花火大会があります。そちらも規模が小さいですが素敵です。お楽しみに!


トマトをさらにおいしく食べる方法!

暑い日が続いております。こう暑いとすぐに冷やした物をほしくなりますね。
こんな時、冷やしたトマトが結構おいしいものです。実は以前から、我が家の食卓で食べるトマトに微妙に味が付いているなと感じており、ついつい一人で食べてしまっていたのですが、先日「何で味付けをしているのか」が問題となり、トマトをおいしくしているタレの存在を初めて知りました。
そのタレは本来トマトにかけて食べるものではなく、キャベツにかけて食べるためのタレでした。このタレは、博多名物焼鳥屋さんのザク切りキャベツを楽しむためのタレのようなのですが、これをキャベツに使用するとあまりおいしくありません。
ところが、使い道がないので、私の奥さんがトマトにかけてみたようです。そうしたら、私がトマトをよく食べるので、黙って使用していたようです。
このタレには昆布エキスや鰹節などの調味料も入っているため、トマトのグルタミン酸と微妙に反応しておいしくなるのかなと勝手に思っています。
夏バテ気味の方は、一度このタレをかけてトマトを食べてみてください。おいしかったら、一度メールくださいね。
ちなみに、このタレの名前は、株式会社ダイショーというところの「ザク切りキャベツのたれ」という商品です。ちなみに、私はこの会社と何の関係もありません。また、本来の目的であるキャベツへの使用もあまりお勧めしません。
ダイショーさんも「ザク切りトマトのたれ」にした方が、絶対に売れると思いますがね。ホームページに投稿しようと思っています。

このようにかけて食べたら抜群のタレです!

築110年の母屋の改修と新築をさせていただいたお宅のイベント!

当社が仕事をさせていただいたお宅の方々は、それぞれにご自宅でイベントを楽しまれています。今回のお宅は、ちょっとすごいですけど!・・・・・
母屋の改修、新築、蔵の改修、庭の整備、車庫の改築と、いっぺんに計画をされて、この度、完成されたお宅で、美術作品の展示会と、夜のコンサートを同時に開催されるという、元気なお母さんの家です。ご身内に多くの芸術家がおられるのには驚きです!
この日、一日大賑わいのお宅でした。

灼熱の太陽の下、築200年以上のお寺の庫裏を人力解体!

お久しぶりのブログです。しかも久しぶりの動画で投稿します。
梅雨明けから、暑い暑い夏が続いていますが、炎天下の中で、鉄板葺きで茅葺の古民家を人力解体しました。お寺の庫裏を改築するために、今ある庫裏の古材=古財を有効に活用するために、あえて手ごわし解体を行いました。
35度以上の猛暑の中、建具の運び出しから2週間かけて解体は終了しました。運び出された古材=古財は、今当社の倉庫と大工の棟梁の作業場に休んでいます。その一部が再び、組み立てられるのは秋、建物の完成は来春です。

思わず心の中で手を合わせたご住職と檀家総代様の御言葉!


先日、福知山市内のH寺様の庫裏改築工事の施主様への協力業者を集めての着工式を本堂をお借りして開催させていただきました。
 当社の山本営業部長の司会により始まった説明会。常日頃、あまり会議慣れしていない面々が会議を行うのでありますから、私のあいさつを含めてどうもぎこちなさがあります。
1級建築士の白井担当より、今回の庫裏の改築工事の設計段階からの施主様の思いを受けとめた主なコンセプトを説明します。主なポイントは、今ある茅葺の庫裏の古材=古財を有効に利用し、これまでの庫裏のイメージを残していかに近代的な建物の中に再現できるかということでした。
次に、現場を担当する同じく1級建築士の山崎が、現在の手壊し解体部分の茅葺き屋根の状況と今後の工程についての説明を行いました。
 協力業者の紹介など、一通りの説明が終わり、いよいよご住職よりのごあいさつを受けます。
ご住職のお話は、先代の住職の庫裏改築への思いを引き継がれたお話となりました。先代のご住職が、庫裏改築を決め、ある工務店様に依頼を決意なされた翌日に入院されたこと。その後先代様は闘病生活を送り、庫裏の改築は封印されたままになっていたこと。
 その後、現住職になり、先代の住職の思いを少しでも残そうと考え、今の庫裏の再生や復元も視野に入れた改築を決意され、大手の建築会社様との契約をするが、どうも建築方法に納得がいかないために、やむなく断念されたこと。その後、当社を含め、何社かの紹介を受けるが,中々信頼して任せられる会社が見つけられなかったことなど。をお話しいただきました。そして数ある建築会社の中から当社への信頼となった決め手は、工事金額ではなく、勅使の古民家の再生にあっとのことでした。
 先人達の残した遺産を受け継ぎ、再生させ、大事に蘇らせた古民家の復活に住職の思いは動かされたのだとおっしゃられました。長い年月の末のご決断だとのことでした。
 また最後にごあいさついただいたお寺の檀家総代様からは、現ご住職が、先代様よりの意志を受け継がれ、改築を決意されたまでの経緯に、いたく感動され、「これはお導きです。このような出会いは、なるべくしてなった運命と考えています。立派な庫裏の改築をお願いいたします。」とのお言葉をいただき、列席の誰もが、胸打たれる感動の着工式となりました。
職人一人一人にとって、これまでにも増して自らの工に心血を注ぐ決意と、熱い思いを抱かせていただいた施主様と檀家様一同様に心から感謝申し上げて。。。合掌。

こきりこの唄・・世界遺産にて

北陸の旅・その3・・世界遺産「合掌の集落」
今回初めて知ったのですが、世界遺産で「合掌造り」といえば、どうしても岐阜の「白川郷」だけだと思っていましたが、富山から岐阜にまたがる「合掌造り」の集落すべてが世界遺産となっていたのです。
 今回は初めて富山県の相倉合掌造り集落を訪れました。「白川郷」より少し小ぶりな民家が多いようでした。白川郷よりは、昔の生活感が見えたような気がします。
また一つ知ったことがあります。それは、この地が「こきりこの唄」の里であったことです。400年前に建築されたといわれる村上家(ちなみに、歴史的な資料からは美山町の石田家が茅葺民家としては最古といわれています)の家の中では、いろりを囲んで「こきりこの唄」を歌っていただきました。




北陸の旅・その2・・山代温泉と北大路魯山人


山代温泉に早く到着したので、時間つぶしに温泉街を散策すると、幸運にも北大路魯山人の別荘があることがわかり、早速、訪ねてみることにしました。
 その魯山人寓居跡は、「いろは草庵」といわれ、大正4年頃に、山代温泉の吉野屋旅館の食客として迎えられ、提供されたこの別荘で看板彫刻の仕事を始めた場所でした。
ここで魯山人は、旅館街の看板彫刻を続ける傍らで、陶芸に魅せられていきます。
「菁華窯」を築いた初代須田菁華氏の手ほどきを受け、陶芸の異才を発揮していく地となったようです。
この当時、魯山人はまだ福田大観と名乗っていたようです。
 私は、この魯山人という人の名を「おいしんぼ」という漫画で初めて知ったのですが、食道楽の人なのかと思えば、料理を始め、陶芸、書道、画の世界などすべてを卓越した天才的なアーティストだったのです。

操業380年の「白銀屋」の看板も魯山人は彫っています。

いろは草庵の室内
この部屋でお茶のもてなしを受けました。庭が見られます。



庭には庭木職人さんが入っておられました。

古瓦と菊炭の取り合わせ。参考になりました。


余談ですが。。。九谷焼の産地らしくか?解体跡地には必ず、瓦をクラッシャーした瓦砕石が敷かれています。福知山では敬遠される瓦の砕石ですが、土地柄が変われば、普通に利用されています。こちらも今後参考にさせていただこうと思っています。

北陸旅行記・・その1

業界団体(?)の人たちと北陸の旅をしてきました。
今回の話題は、日本酒とクラッシクカーと魯山人と茅葺民家の四つです。
その1は日本酒です。つい日本酒に目がない私。まず立ち寄った石川県の小松市の金紋酒造で高い買い物をしてしまいました。ぐい飲み一杯500円の純米大吟醸酒に目がくらみ、一升ビン1本1万円と2万円の大吟醸酒を購入。
 本日、魯山人のような雰囲気で1万円の一升瓶をあけてグイッとやってみました。
家族の誰ももったいないという者はおらず、冷やして飲む大吟醸は格別でした。


左の桐箱が1本2万円右が1本1万円。とりあえず、桐箱はおいておいて1万円の瓶に挑戦します。




明日は魯山人の別荘について報告します。

本日、勉強の一日でした。・・やりがい創造会社をつくる!?

“会社のPRを一言、ご自身の趣味などちょっと話していただいて2分以内で自己紹介を!”、“グループ討議してみて下さい。皆さんにとって良い会社とはどんなところですか?”・・・やばい、こんな研修だったんだ。と思いつつ、テーブルのリーダーということでまとめ役をさせられてしまった。京都府ジョブパーク主催?の人事担当者意見交換会。テーマは「やりがい創造会社をつくる」というグループ討議形式の講演会だった。
 私のテーブルには、先日知り合いになった機械機器関係の若社長S氏と私と同じライオンズ所属の印刷機器のH社長。綾部で運送関係の会社で人事採用の女性担当者のKさん。同じく綾部の繊維関係の加工会社をしておられるS社のS専務様というメンバーだ。
 最初の意見交換は、“良い会社(職場)とは”というベスト10を見つけること。テーブル発表までにはベスト10は決められなかったが、私達のグループの1位は「夢のある会社」そして「やりがいのある会社」だった。コミュニケーションのとれている会社、雰囲気の良い会社、助け合える会社、アイデアが言える会社、給料が良い会社などと続く。他のテーブルからは、利益が出る会社(本当はこれが一番なのかも?)、感謝してもらえる会社など。いろいろでてくる。
 講師曰く、20世紀までは、「永く働ける会社が」主だったようだ。今や終身雇用は完全に崩壊してしまったのか?
 次に仕事に対する意欲という観点から、「やりがいを感じた瞬間とは」「やりがいが奪われた瞬間とは」というテーマでの意見交換、やりがいを感じるでは、大きい仕事がとれた達成感や評価、顧客が満足してくれた、ありがとうと感謝されたこと。やりがいを奪われた瞬間では、自分の意見を取り入れてもらえない、頭から否定されたこと。が多かった。
さてここからは講師の講演の本番だ。やりがい創造会社としての3つのポイントとは「組織をイキイキさせるリーダーシップ」「組織のイキイキを継続させるマネジメント」「誇りの持てるワクワクする組織を作る」だとか。
社員のヤル気を変化させる組織のリーダーは、認めること。尊重すること。褒めること。感謝すること。好意を示すこと。許すこと。受け入れること。励ますこと。元気づけること。伸ばすこと。協力すること。支援すること。微笑むこと。だとか。・・・・私メいくつできているのだろう?・・
逆のことをしているリーダーは、認めない。気づかない。やって当然で感謝しない。許さない。励まさない。怒鳴る。受け入れない。強制する。放任する:指導・支援・協力は甘やかしとの誤解など・・・・
こちらは全て、覚えがあることばかり。だんだん講義を聴いていて自信が喪失していくことばかりだ。・・・・・・・・・こんなことでははずかしい!
 実は、当社では8月1日より、若い女性社員2名と1名の男性社員が入社することになっています。営業企画の山本部長の下で働く技術系の方々ばかりです。皆さん優秀な方ばかりで、国立の工学部系やアメリカの大学・大学院までいった方や建築学部を卒業後設計事務所に勤務していた現役の方など。・・
 これまで当社では到底考えられなかった人材の方ばかりです。実はこの他にも多くの優秀な方々が当社に面接に来て下さいました。実際には、もっと採用したかったというのが本音です。
 このような優秀な人材に来ていただける今、当社のような弱小会社に未来を賭けて入社してくれる若者達に答えられるようになるためにも、私自身、モットモット飛躍しなければいけないと感じる大事な講演となりました。感謝。感謝。