1月最後のブログ

今年は、例年になく雪が多いですねえ。今日も天気予報では、近隣の市に大雪の警報が出ていました。
当社の社員も遠方からの社員が多いため、通勤途上での雪の弊害による心配が常について回ります。幸い本日は、大方の社員は定時に間にあったようです。
今年に入ってから日曜日の除雪作業が続いており、除雪のオペレーターたちは休みなく働いている。その反面、土木の現場は雪かき作業だけで思うように工事が進捗していない状況が続いています。
 建築の方は幸い屋根つきの現場が多いので、比較的心配はいりませんが。それでもコンクリート作業や左官作業は思うようにできていません。あと1カ月は、雪などの寒さ対策が重要です。
 今年に入り、綾部で2軒の古民家改修をさせていただいています。先日、遠方の施主様とお出会いする機会があり、現場の進捗状況も説明させていただきました。
家の外側からは、何度か拝見していましたが、早速外壁などの撤去が行われ、基礎の工事が始まっているので、急きょ現場視察をおこないました。

 内部の撤去も同時に行われ、屋根と一部の柱だけの状態なので、一刻も早く基礎の上に土台・柱を設置し筋かい等の補強をしなければならない状況。大雪が降って作業に支障がないよう願っています。幸い、綾部市内では比較的雪の少ない地域のようで少し安心。
 今回D様の天井部分を見て驚きました。築120年といわれるお宅で、以前に一度屋根を茅葺から瓦葺に葺き替えているようで、2階部分の天井には、ビッシリと煤竹が編みこまれていました。私が勅使の古民家で天井に編みこんだパターンと同じです。

このお宅の天井、素敵ですよね!上の写真。3cm前後の煤竹がきれいに編みこまれています。

私はこの煤竹の上に光を通す白の養生材を敷き込み、その上からライトで照らす手法をとっているのですが、そのままライトアップしたら良いと思えるくらいきれいな仕上がりです。

こちらの二つは当社の勅使の古民家の写真

撤去するのが惜しいくらいで、再度有効な使い方をプランナーと協議しようと思います。これからが当社のプランナーの腕の見せ所です。これからが楽しみです。乞うご期待です

O邸民家再生工事・・雪降りと材料検査

1月に入り、毎日のように雪が降り続いています。先日雪が解けて、O邸の再生工事でもある蔵の移動(メンヨー)工事に取り掛かったのですが、今週またしても雪降りになってしまいました。


しかしながら、こんな雪などに負けてはいられません。現場は着々と進んでいます。
今日は、木材の材料検査です。今回は。ほとんどすべての構造材の古材は保管してあるのですが、一度解体してしまいますと「魂が抜けたようなもの」な感じで、やはり痛んだ部材が多く見つかり、どうしても新しい構造材を使うことになりました。
本日は、その構造材の検査です。もちろん保存してあるケヤキの柱などは使うのですが、どうしても痛んでいたり短かったりしていますので、根継ぎをしなければなりません。そのためのケヤキ材や新材のけんさをするのです。


図面で使う箇所の部材を確認。この上のヒノキの柱2本は玄関のところです。

ケヤキは根継ぎに使います。
こちらのケヤキは8m以上のもの。一本物で使用します。すごい太さですね。


ついでにヒノキの含水率も測ってみました。10.6です。ずいぶん乾燥していますね。自然乾燥だとか

ついでに根継ぎの勉強です。
今回ケヤキの柱の根継ぎは金輪継ぎという方法です。

ついでに他の継ぎ方も勉強。


次ぎは原寸による検査です。屋根のむくり「屋根を凸状にふくらませること」や破風の大きさの確認です。

縣魚(ゲギョ)の位置なども確認

この9m以上もある古材の棟木は使用します。


年内完成に向けて現場は着々と動いています。

沖縄滞在記その3・沖縄の古民家・中村家住宅


沖縄の古民家にも興味があり、中部の北中城村にある「中村家住宅」を見学した。


この中村家住宅、約280年前の代表的な沖縄の農家。戦前の沖縄の特色をすべて備えている建物。


昭和47年に日本政府により国重要文化財に(それ以前は琉球政府により昭和31年に指定)。
 建築構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えている。士族屋敷の形式に農家の形式である高倉、納屋、畜舎等が付随。

柱は、琉球王朝時代の首里の士族の家屋を移したと伝えられ、柱の材質はすべて、農民には使用の許されなかったイヌマキ(チャーギ)、モッコク(イーク)が使われている。

京都の北部の古民家にもあるようなオクドさん(かまど)もあった。沖縄では、台所はトゥングァといわれている。

屋根は本瓦葺き(明治中頃までは竹芽葺き)、漆喰塗りで屋根の上に魔除けのシーサー(獅子)がのっていた。



沖縄では、台風の風速が6~70mにもなることがあるという。
このため、市街地はほとんどが鉄筋コンクリートか鉄骨造だ。木造でもこの家のように深い瓦ぶきの屋根がほとんどである。
ただし、昔の人たちは風の通る場所をよく知っており、風の通りの少ない場所に家を建てていたとのこと。沖縄のある場所で、75mの風速を記録した折、頑丈な鉄塔が倒れても、トタン板の屋根の家がびくともしなかったという話を沖縄のいとこから聞いた。まさに先人たちは、この島の風の通りをよく知っており、そこに住まいを建てたのだ。どこの地でも、先人たちの住んでいた場所を、大事に守ることが長い住まいを考える秘訣なのかもしれない、

沖縄滞在記その2・世界遺産

世界遺産の勝連城址と中城城址
この動画にある二つの城址は、2000年12月に登録された沖縄の7つの世界遺産のうちの二つです。ともに国指定史跡にもなっています。

沖縄はサンゴ礁の島で、石灰岩でできている島です。この二つの城壁もまた、自然の石灰質の岩石と地形を巧みに使って美しい曲線の石垣を築いています。
 どちらの城址も、復元のための工事が行われておりました。私も土建屋のはしくれとして、とても興味があり、現場を撮影してまいりました。本土の石のような硬さがないため、加工は簡単なようですが、石を積んでいく様は、布積みや乱れ積みなど、今では職人も少なくなったと思われ、時間のかかる作業と思えました。
日曜日でしたが、一部の工事をしていました。うるま市勝連城跡現場。

石灰岩を加工して石垣を創っていました


こちらは、北中城村の中城城跡の現場より















90度の石垣の補修をしていました。すべて手作業のようです。






一部は削岩機で加工している模様です。





石に一つ一つ番号が付けられていました。おそらく一度取り外した石積みを再度復元するものと思われます


















すべて手作業のようですね。たいへん手間のかかる仕事です。
*おまけの写真。この廃虚の城のような写真は何だかわかりますか?








中城城址の工事現場から見えた風景ですが、どうもよからぬ業者がホテルか何かを建設したようですが、ここは世界遺産にもなった史跡の場所。計画途中でとん挫したようです。

沖縄滞在記その1・カチャーシ!


沖縄で結婚式があり、2泊3日で沖縄に行ってきました。
沖縄は、わが父親の故郷でもあり、2年ぶりの訪問となりました。今回は、わが妻の身内がウチナンチュウ(沖縄人)の男性と結婚式(正確には披露宴)を行うというので、20数名の団体で沖縄ツワーとなったものです。
沖縄の結婚披露宴は本土とはちょっとスケールが違うお祭りです。披露宴に集まったお客様は200名あまり。宴会のプロの司会者いわく、今回は大変、少ない人数だとか。普通の披露宴で300名多くて500名だそうです。保育園時代の先生から御近所のおじさんまでみんな参加です。席に座るや否や、披露宴が始まる前から各席ではビールや泡盛を飲み始めています。披露宴はカチャシー(かき混ぜるという意味だが、にぎやかな沖縄の手踊り)でのお開きまで、あっという間の楽しい南国のお祭りでした。
 久しぶりの沖縄訪問です。中北部の海中道路を通って浜比嘉島まで行き、きれいな浜を見つけました。
世界遺産にもなっている勝連城(かつれんじょう)と中城城(なかぐすくじょう)という、昔のお城跡と中村家という沖縄の古民家を見学してきました。中城城は、38年前、沖縄返還直後のまだ観光場所にもなっていない頃にも訪れたことがありましたが、今回は観光客が訪れるようになり、また復元工事も行われており、美しい場所になっておりました。

海中道路を渡って浜比嘉島へ!

海も空もきれいです!

夏に海水浴に来たいですね。素晴らしい所です。

これはススキではありません!

サトウキビでした!この続きは明日ご紹介!です。

雪の橋立!超ミニ旅行!

年明けから続いている大雪が中休みしている昨日、私の所属する宅建協会の研修会と新年会が宮津市の天橋立のホテルで開催されましたので、北近畿タンゴ鉄道(KTR)というローカルな列車に乗ってミニ旅行を楽しみました。
出発は当社のモデルハウスの古民家にも近い、KTRの「牧」駅です。

乗客は私以外にはおりません。

結構駅の周りには面白い建物が幾つかあります。念法寺?

大きな古民家も健在です。

やってきたのは、車両が一両編成の電車です。

ここで、上りの電車とすれ違いです。

驚いたことに、社内には女性の車掌?!さんがおられました。

窓の外は雪だらけです。

4~50分で宮津駅に到着です。

ここからはホテルのバスで橋立へ向かいます。

ホテルから眺めた天橋立の内海側です。寒々としていますが、眺めがきれいでした。

海鳥たちも震えていました!?

帰りは天橋立駅から快速列車に乗りました。


まだ午後8時前ですが、乗客は少ないです。


快速電車で、乗車した「牧」駅を通過して福知山駅まで行ってしまい、ついに2次会に参加、
何とか午前0時になる前に自宅に帰ることができました。

2011年新春経済講演会..ちょっと堅い切り口ですが・・

一昨日、1月13日、京都銀行主催による新春経済講演会が京都市勧業館(みやこめっせ)において3400名もの聴講者を集めて盛大に開催されました。

講演の第一部は、経済学者の東大大学院教授の伊藤元重氏、第二部ではシャープ㈱代表取締会長の町田勝彦氏という豪華な方々による経済講演会となりました。
私も聴講者の一人として、3時間余りに渡る御二方の講演を居眠りすることもなく、熱心に聴講させていただきました。
 伊藤教授の講演では、結論からいえば「今年の日本経済は1.5%前後の成長と予測され、大きな期待はできない」とのことでした。
ただ、その講演の過程の中で、私たち経営者が考えなければならないいくつかのポイントをお教えいただいたような気がします。
現在の日本の状況は、①GDP(国内総生産)の1.8倍という900兆円もの借金という財政の破滅に近い状況。
②グローバル化が世界的に進む中での日本企業の立ち遅れ状況。
③土木・建設や不動産といった既存の産業の再編の状況。
にあると指摘され、これまでの延長線上には、日本の企業の生き残りの形態はないとのこと。
その中で、真面目に考える企業、オンリーワンを目指す企業、ビジネスモデルを作れる企業が必ず生き残るであろう。その、モデルとして衣料業界のユニクロ、中国で店舗拡大をしている熊本ラーメンの「味千」や中国や台湾などの企業を通して利益を上げている新潟のおかきメーカの岩塚製菓(株)などの例を紹介していました。
 今後は、高齢化が進む中、葬儀屋、介護施設はますます増えるが、そこにもビジネスチャンスがあり、農業の分野にもある。インターネット等のIT化が進み、問屋制度が崩壊してゆく状況の中にも、また、CO2削減をはじめとする環境問題などの中にも、その芽はある。
 いわゆる自前のビジネスモデルを作ることが肝要とのことだと思いました。わが社も頑張らねば!・・
第二部のシャープの町田会長の講演もまた、ものづくり経営者の視点で日本のモノづくり企業に必要な戦略として、「高度な需要に応えるオンリーワン技術」そして今後のマスコミ等で頻繁に登場するであろうキーワード「オープンイノベーション」や「和」の力の活用を強調されておられました。
 イノベーションとは、新しい切り口やとらえ方・活用法のことらしいです。従来の自前主義の閉鎖的方法でなく、必要となる研究開発能力や技術的知見、人的資源・資金をオープンな外部市場から調達し、効率的なイノベーションを目指すことを、どうもオープンイノベーションというようです。よくわかりませんが、何かを感じ取ってまいりました。
早速シャープさんは、この春京都で、地元企業とのこのオープンイノベーションの取り組みを開始されるそうです。

シャープさんて電機メーカーの売り上げでは、キャノンより下なのですね。もっと上だと思いましたが・・・

シャープペンシルも、このシャープの創業者が発明したそうです。だからシャープなのか!なるほど!?皆さん知ってたのかな?

雪のイベントもおもしろい!

1月。新年早々のイベントなんて誰もしません。でも、やってよかった気がします。こんな雪の中でも訪問してくださるお客様があるのです。感謝!感謝!
ところで、今日の京都府北部は、こんな雪化粧です。
また、茅の台の蔵漆クラシックの住宅に展示していただいたroots factoryさんの家具をご紹介いたします。















評判の良かったお正月広告!

年明けの週末の土曜日。本日より2か所にて見学会のイベントを実施しております。
大雪の後にもかかわらず、舞鶴や豊岡からも見学に見えてくれました。1月5日の広告チラシがよかったのでという方が多く、当社のチラシの頑張りに感謝!感謝!です。
今回のイベントに花を添えていただいた、新しい家具作りを創造しておられる家具屋さん[Roots Factory]ルーツファクトリーさんの勅使の古民家での展示家具(こちらは主にre-make家具)をご紹介します。もちろん、即売もしています。是非おいでいただきたいと思います。
明日は、茅の台の現代民家「蔵漆kura-chic」の展示家具を撮影してきます。

雪景色の見学会となりました。

古民家に生えるre-make家具たちです。











これはなんと!昔のテレビのシャーシ部分です。

慌ただしい仕事はじめ!

新年も早6日目。当社も昨日より、営業を開始いたしました。と言いましても、昨日は社員全員での福知山市内の一宮神社への参拝と私宅での新年会の一日でした。
私も合間に商工会議所の賀詞交歓会に出席するなど慌ただしく一日が過ぎてしまいました。
本日も、京都での宅地建物取引業協会本部の賀詞交歓会があり、その帰り道に商売繁盛の神様であります伏見稲荷様へ参拝をして、商売繁盛をお願いしてまいりました。
インフルエンザで一人欠席でしたが、全員で当社前にて記念撮影です。なぜか、今年最初の広告ビラを手にしています。

その広告です。1月5日の不動産広告ということで、結構注目のマトです。


一宮神社での参拝でいただいたお札と矢です。

参拝後は、私の家で新年会。ビンゴゲームやトランプなど楽しい新年会となりました。

これは、何のトンネルかわかりますか?!

そう、伏見稲荷の赤い鳥居のトンネルです。

商売に成功されて、御礼に奉納された鳥居です。当社もいつかこのような鳥居を奉納することができますよう祈願をしてまいりました。
ついでに、その成功を達成するための「達成の鍵」なるものを購入させていただきました。

今年二日目のブログです!

2011年も2日目。もう何年目になるだろうか、恒例の書き初めをすることにした。
会社での今年の目標を書き初めにしている。昨年の会社の反省から、4文字を考えた。
1月5日の会社の互例会で発表することにしている。1年に1回だけの筆使いは難しい。結局、50枚書いて最後に書いたものを使うことにした。
 書き初めの下敷きに新聞紙を敷いていて、ある記事を見つけた。そう、昨年福知山を賑わした「みわちゃんとウリ坊」の記事だった。
そういえば、昨年の暮れに書店で、福知山動物園のこの2匹の動物たちの写真集を買ってきたのだった。自然の動物の表情に中々勝てる映像は無いナアと思った。もうひとつ、動物たちの写真集がある。こちらは、北海道の有名な動物園、旭山動物園の写真集だ。
私の甥っ子にあたる寺井英貴という若者が編集した本だ。こちらにも、みわちゃんによく似た猿がページを飾っていた。
 今年は、当社のホームページも何か動物で攻めてみようか?などと考えた新年2日目でした。
ことしも書き初めに挑戦!50枚ほど書いてみたのだが・・・

下敷きに敷いて新聞の記事が・・・

この本は一冊1050円でした。


こちらはちょっと高い2000円でした。やはり有名な旭山動物園ですから・・

みわちゃんにそっくりなお猿さんが載っていました。