O邸民家再生工事・・雪降りと材料検査

1月に入り、毎日のように雪が降り続いています。先日雪が解けて、O邸の再生工事でもある蔵の移動(メンヨー)工事に取り掛かったのですが、今週またしても雪降りになってしまいました。


しかしながら、こんな雪などに負けてはいられません。現場は着々と進んでいます。
今日は、木材の材料検査です。今回は。ほとんどすべての構造材の古材は保管してあるのですが、一度解体してしまいますと「魂が抜けたようなもの」な感じで、やはり痛んだ部材が多く見つかり、どうしても新しい構造材を使うことになりました。
本日は、その構造材の検査です。もちろん保存してあるケヤキの柱などは使うのですが、どうしても痛んでいたり短かったりしていますので、根継ぎをしなければなりません。そのためのケヤキ材や新材のけんさをするのです。


図面で使う箇所の部材を確認。この上のヒノキの柱2本は玄関のところです。

ケヤキは根継ぎに使います。
こちらのケヤキは8m以上のもの。一本物で使用します。すごい太さですね。


ついでにヒノキの含水率も測ってみました。10.6です。ずいぶん乾燥していますね。自然乾燥だとか

ついでに根継ぎの勉強です。
今回ケヤキの柱の根継ぎは金輪継ぎという方法です。

ついでに他の継ぎ方も勉強。


次ぎは原寸による検査です。屋根のむくり「屋根を凸状にふくらませること」や破風の大きさの確認です。

縣魚(ゲギョ)の位置なども確認

この9m以上もある古材の棟木は使用します。


年内完成に向けて現場は着々と動いています。

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