2011年1月26日
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沖縄滞在記その2・世界遺産
世界遺産の勝連城址と中城城址
この動画にある二つの城址は、2000年12月に登録された沖縄の7つの世界遺産のうちの二つです。ともに国指定史跡にもなっています。
沖縄はサンゴ礁の島で、石灰岩でできている島です。この二つの城壁もまた、自然の石灰質の岩石と地形を巧みに使って美しい曲線の石垣を築いています。
どちらの城址も、復元のための工事が行われておりました。私も土建屋のはしくれとして、とても興味があり、現場を撮影してまいりました。本土の石のような硬さがないため、加工は簡単なようですが、石を積んでいく様は、布積みや乱れ積みなど、今では職人も少なくなったと思われ、時間のかかる作業と思えました。
日曜日でしたが、一部の工事をしていました。うるま市勝連城跡現場。
石灰岩を加工して石垣を創っていました
こちらは、北中城村の中城城跡の現場より
90度の石垣の補修をしていました。すべて手作業のようです。
一部は削岩機で加工している模様です。
石に一つ一つ番号が付けられていました。おそらく一度取り外した石積みを再度復元するものと思われます
すべて手作業のようですね。たいへん手間のかかる仕事です。
*おまけの写真。この廃虚の城のような写真は何だかわかりますか?
中城城址の工事現場から見えた風景ですが、どうもよからぬ業者がホテルか何かを建設したようですが、ここは世界遺産にもなった史跡の場所。計画途中でとん挫したようです。
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