これからの人生を楽しむ!一緒に楽しみませんか?

福知山市の勅使という場所に、古民家改造のモデルハウス場を開設していますが、近隣に里山と個人の平家を持っています。この場所で、炭焼き小屋も開放しており、多くの方々においで頂いております。また里山のクヌギ林や竹林にも、薪や竹炭の材料を求めて、阪神方面からも来ていただいており、多くの方達と交流がはかれるようになりました。

 この里山の中腹に、丁度現在の天津小学校の校庭が見下ろせる広い場所があります。実はこの場所は、2代前の天津小学校の校庭跡地ということのようです。

 実は、私はこの場所に露天風呂を設置する夢を持っています。

私も57才。そろそろ団塊の世代の後輩として、次の夢を考えなければならない年になって参りました。もちろん体力等に自信がなくなったわけではありませんが、次の人生を楽しむ目標をつくる時期が来たようにも思います。

 現在、炭焼きや薪造りなどを楽しもうとする団塊の世代の方々を見ておりますと、私も仕事とは別に楽しむ目標を考えたいな!それが仕事に結びつけば尚良い!と。そこで今思い描いているのが、”勅使の里山から由良川を見下ろしながら、露天の湯船につかる”構想な訳です

最近、その材料がある程度そろってきました。そのいくつかをご紹介したいと思います。

これはホーローの樽です。高さが1m直径が80cm位です。これで五右衛門風呂を造ろうと考えています。

次に、木製の樽です。(一度ブログに書きました)こちらは十分に203人が入れます。これより少し小さい樽もあります。

合計3つの樽をつかって、あずまやを建てて露天風呂を楽しむというわけです。そして、露天風呂を造る場所をご紹介いたします。

こちら、2代前の天津小学校の校庭跡です。絶景ですよ!

このプロジェクトを近に考えたいと思っています。興味ある方はご連絡下さい。

酒造場の大煙突の撤去:その2

昨日に引き続き、大煙突の撤去工事について記載します。まず、煙突を輪切りにする、ワイヤーソー工法です。煙突にワイヤーの刃のようなものを巻き付けて回転させて切ろうというわけです。

これが、機械を設置して切る前の状態です。

回転させて切り始めると熱と埃が発生するため、水を注入するのですが汚泥が飛び散りますのでビニールシート等で養生をします。

途中、ワイヤーソーの刃が中に食い込んでいきますので、クサビを打ち込んで重さがかからないようにします。

いよいよ切れましたので機械を撤去します。

そして切り離しです。

こんな切り口になっています。

ワイヤソーの刃です。拡大してみます。

真ん中の金属部分にダイヤモンドの粒が埋め込まれており、ザラザラしています。

ただ今酒蔵の煙突を撤去中!

何度か、ブログにも書いています酒蔵解体ですが。。。今回その酒蔵に附属する高さ15mの大きな煙突の撤去作業を開始しました。

まず足場を組んでいきます。

この煙突を「ワイヤーソー工」という工法で15mの煙突を4分割に輪切りにします。一分割する毎に、クレーンで吊りおろすというわけです。

その前に、「コアボーリング工」という工法で煙突に直径15cmの穴を4ヶ所空けます。これはクレーンで吊り下げるためのチェーンを通す穴です。

さて、一夜明けて本日はいよいよ切り離しです。一段目が切り離されました。

この切断工法について明日のブログでお伝えいたします。

北部の古民家見学写真 その2

舞鶴にもたくさん古民家があります。代表的な旧「上野家」をご紹介します。今は地元の記念館として公開されています。

こちらは、福知山市の「旧平野家」です。こちらも旧大江町の大雲記念館としてコンサートや様々な行事も行われ、一般に公開されています。

福知山の街中の由良川沿いを訪れると、地元町内会の方々が管理しておられる「治水記念館」を見学することが出来ます。

様々な洪水とのたたかいの様子を知ることが出来ます。一度訪れてみてください。市内の土地の低い場所に家を建てることをためらうかもしれませんね。?!

洪水の様子のビデオが上映されています。2階まで水が浸水してきて屋根に上がっている様子です。

本日薪つくりを実施!

正月明けはじめてのお休みです。今日はどうしてもしなければならないことがありました。薪ストーブの煙突掃除と薪つくりです。

 正月の休み明けより、薪ストーブの調子が悪かったのです。薪も昨年の暮れに切った生の杉しか残っていませんでした。

 そこで、後日報告いたしますが・・酒蔵解体の現場に出向き、解体した木材を調達してきました。もちろん、歴史ある酒蔵の解体ですので、保管すべき木材もたくさんあります。その件については後日詳しくご報告させていただきます。

 フジイ刃物の親父さんのストーブは素晴らしいです。普通の薪ストーブは、針葉樹の薪はあまり使用すると痛み易く、使うことをためらうのですが、このストーブはなんでもOKです。本日はあつ過ぎるほどに燃えています。

解体現場の木材

チェンソーで切り、薪割り機で割ります。

解体した木材で作った薪です。

本日あつ過ぎるほどの燃え具合です。上の部分はピザを焼く部屋です。

このストーブ手作りですので、世界にいくつもありません。フジイの親父さんが生きているうちに絶対購入すべきです。ご紹介しますよ!

「伊藤元重」氏と「安藤忠雄」氏の講演

昨日のブログにも書きましたが、京都会館での新春講演会に行ってきました。第一部は「2010年日本経済の展望」と題して、伊藤元重東大大学院教授による経済講演会でしたが、第二部として建築家の安藤忠雄氏の講演がありました。

「可能性をつくる0発想力・想像力が企業の未来を拓く0」と題して、安藤氏のこれまでの作品や現在の取組を映像を交えての楽しい講演でした。

建築家というよりも、芸術家としてみたほうが理解しやすい彼の作品は、現在進行中のアラブ首長国連邦でのアブダビ海洋博物館の意匠設計のやりとりの様子や代表的な「住吉の長屋」を造ったときのエピソード。・・・トイレに行くのに雨の日はぬれる家・・費用が無かったため、施主が希望の長いバスタブのフロがない・・など、おもしろおかしく語ってくれました。その他、六甲集合住宅の始めの取組から・・その二/・その三と造られて行く様子や、サントリーミュージアム六甲を手掛けた時の佐治敬三さんとのやりとりなど、楽しい講演でした。

 今彼は、東京に新しい風を生む森をつくろう。と呼びかけ、昔の東京湾のゴミの埋め立て地に「海の森」をつくるプロジェクトを発足させています。88haの面積の土地にスダジイ、タブノキ、エノキ等の苗木を48万本植樹する計画だそうです。私も募金させていただきました。

昨日の前原大臣発言から

私たちの住宅産業業界が厳しいのはご存じのとおりですが、国も何らかの対策を施すことを考えているのは自民党時代から継続しているわけですが、現職の大臣からの発言で私が記憶に残った三点をご報告いたします。

ひとつは、生前贈与の非課税額が500万円から1500万円になること。前原大臣は2000万円になるように財務省に要求したが、1500万円に抑えられてしまった。と話しています。これにより、どれだけの住宅着工が期待できるのか?ですね。

ふたつ目は、住宅建築にもエコポイントを付加するということ。現在家電製品や車などに付加されているエコポイント(すでにソーラー発電等始まっていますが・・)を住宅建築にも取り入れるということ。

みっつめは、建築基準法の運用規則等の緩和です。姉歯事件によって、当局が責任を逃れるために建築基準法を一方的に改悪したことによる弊害で、建築行政が停滞したことによることからの脱却だと思います。

非常に個人的判断で解釈しましたが、何よりも景気対策だとは思いますが・・・・・本日これから京都会館での経済講演会に行ってきます。一部は東大大学院経済学教授の伊藤元重氏ですが、今回楽しみなのは二部で、建築家で東大名誉教授である安藤忠雄氏の講演を聞けることです。楽しみにしております。

不動産業界の新年会も今年は様変わり!

本日、京都府宅地建物取引業協会本部の新年会に北部の役員として京都のブライトンホテルまで行って参りました。この新年会の様相がこれまでとは全く違ったものになっていました。やはり、昨年の政権交代がこういった場にはっきり出ていることに驚かされます。

これまでの招待議員といえば、自民党議員オンリーの国会議員・府議会議員・京都市議会議員の方々でしたが、今回は民主党の各議員さんが多く出席されており、自民・公明党の方々もおられたという感じでした。最も驚くべきは、来賓の挨拶が、なんと地元選出の前原国土交通大臣であったことです。不動産業界に対する温かいエールも送られ、すばらしいメリハリのある挨拶でした。

今回は、はじめて山田京都府知事自らがおいでになられ、挨拶されましたが、次に挨拶にたたれた門川京都市長共々、挨拶の場で前原大臣に陳情している光景が印象的でした。これまで不動産政治連盟といえば、自民党一色であったわけですがイヤハヤ様変わりすればするものですね。

今年初めての炭焼き準備!

当社の古民家がある福知山市勅使の敷地に、炭焼き窯を造っています。市内北部におられる御夫婦が今年も炭焼きに来られました。今日から炭焼きの準備です。昨年綺麗に割ったクヌギの木を炭焼き窯に並べられていました。割る作業だけでも大変のようです。綺麗に割られていて感動します。この割木が、どんな炭になるか楽しみです。

綺麗に割られた木を窯に立てかけていきます。

今年こそ全員が「顧客重視」のこころで!

さて、次の習字は2009年の1月2日の日に私が書いた「書き初め」ですが、左右の習字で少し文字が違います。左右ともラミネートされた習字のコピーなので、全く同じなのですが、左の「視」の字のネの点が欠けています。

この「顧客重視」の書初めのコピーを1年間社内に貼っていたわけですが、当初の数か月は右側のままでした。その後、私がマジックペンで「視」の「ネ」の部分の点「、」をラミネートの上から書き加えたものです。

昨年一年間、「顧客重視」を全員で確認しながら、取り組んできたわけですが、当初より不十分な意識感があり、社員が一丸となって取り組むことができませんでした。その要因として「顧客重視」を掲げながらも、まさに「視点」が欠けていたのです。

そのため、今年はそれぞれが「技量」「心」を「磨き」、真の「顧客重視」に勤めようとの思いから「磨く」を書初めにしたためたのでした。ちなみに今年も「顧客重視」を書き初めにしています。

                                                    

元旦に輝いたこと・・・

実は、当社は初めて元旦の日に、新たなサプライズをしました。初めての元旦広告です。福知山を中心とした京都府北部に会社コマーシャル広告を行いました。今年取り組むニュー蔵漆(クラシック)のお知らせも兼ねてB2判程のチラシにしてみました。

今年の「書き初め」・・「磨く」・・

習字はあまり上手ではありませんが、1年に一回1月の2日だけは、筆をとり「書き初め」をします。例年は4文字の熟語を考え書くのですが、今年は2文字の「磨く」という文字を「書き初めにしました。

私は、木や鉄や皮といったものを磨くのが好きなようです。年をとったせいかもしれませんが、煤けたり風化したような木や竹を磨くことに興味があります。若いころから、包丁などの刃物を磨いたり研いだりして、その出来栄えに満足したりしていました。皮は革靴を磨くのが一番。時には数十足の革靴を半日かけて磨くことがあります。どれも、なんかホンマ物を磨いてはじめてわかるような感動がありますね。

そこで、この「磨く」をキーワードとして、私を含め当社全員が「磨くもの」を見つけ、今年一年会社を輝かせることを考えていきたいと思います。

一生懸命書いたのですが・・

この程度の出来栄えでした。

ちなみに、昨年は「顧客重視」でした。実は今年も書いたのですが、そのわけは、社員への年頭のあいさつの後にブログに書きたいと思います。お楽しみに!

酒蔵・大煙突の撤去:その2

さて、前回に引き続き、煙突の切り離し工法について、説明いたします。今回の切断方法は「ワイヤーソー工」という切り離し工法です。その機械の設置状況です。このように、煙突にワイヤーのような刃を巻き付けて、回転させて中に切り込んでいくわけです。

中に切り込んでいくと、重さで刃に負担がかかりますので、途中でクサビを打ちながら切り進みます。熱くなりますので水を注入しながら回転しきり進みます。この為汚水が吹き飛びますので、ビニール等で養生をします。

どうやら切断が終わったようです。いよいよ切り離しです。

さてこのワイヤーソーの刃ですが、こんな形のものです。

真ん中の金属の部分にダイヤモンドの粒が含まれており、ザラザラしています。これが回転して石でも金属でもカットしてしまうわけです。

酒蔵・大煙突の撤去:その2

さて、前日に引き続き煙突撤去のその後をお送りいたします。

その切り離しのための工法が「ワイヤーソー工」です。ではどのようにするのかといえば、

このようにワイヤーのようなものを煙突に巻き付けます。実はこれが、工業用のダイヤモンドが使われているワイヤーソーというものです。これを回転させ、徐々に真ん中に進ませていきますが、重力がかかりますので、くさびを打ち込みます。

回転させるときに水を注入しますので、周りに汚泥が吹き飛びますので、養生します。

どうやら、切れたようです。

切り離して地上に降ろします。

ところで、ワイヤーソーの刃ですが、こんなものです。

これを拡大すると

この真ん中の金属の部分にダイヤモンドの粒がありザラザラしています。

京都北部、福知山立原の雪降りの元旦風景から!

謹賀新年。今年は初詣から雪降りです。近くの教念寺さんまで初詣するのが精一杯でした。

事務所前の門松の前で雪降りの新年のご挨拶!

今年は人影もまばらでした。年越し蕎麦を頂き、除夜の鐘を突かせていただきました。

家の前に造った門松は雪に埋もれて悲惨です!大晦日には強風で倒れました!

元旦の朝の我が家から雪のパノラマ風景です!前の牧川は夏の地蔵祭りには花火が打ち上げられる場所です。夏の花火も綺麗ですよ!

今年からは、出来るだけ多くのブログを書き続けていきたいと思います。今年一年宜しくお願いいたします。

門松造り12/28

本日、今年も門松を3組造りました。

まず材料を用意します。竹はもちろんですが、

以上、葉ボタン、熊笹、南天、松、梅の木です。

以上作業風景でした。結構下準備に時間がかかりますよ!

酒樽の有効利用を!

この写真はある酒蔵の内部の写真です。

残念なことに、この度解体しなければなりません。

蔵の中にこんな大きな酒樽が転がっていました。

これは人の背丈程ある酒樽です。

この酒樽を使って、勅使の古民家の近くの山で露天風呂施設を考えています。とても眺めの良い場所です。

興味のある方は連絡下さい。

お正月の準備・・門松・・

山から竹を切り出してきて、門松の準備をしました。ただ今組み立てキットを準備中です。

大工の経験もある建築部の武田さんと野々垣君に竹の先端を綺麗にカットしていただきました。

切り口は福が来るように笑っている口のようにカットするのだとか?

門松の鉢になる部分の竹の加工です。50cmの長さに切りそろえます。割るのが結構手間がかかります。

葉ボタンは12月の始めに三俣の葉ボタン祭りで紅白12本購入済みです。

12/28の完成を楽しみにしておいて下さい!

家造りに「集いの場」を考える

最近、マスコミに取り上げられる話題の中で「切れる子ども」のことが多いのが気になります。特に小中学生の変化が著しいとのこと。

 廊下で肩が触れただけで、胸ぐらをつかむ。授業中に注意され、ものを投げたり暴れるなどして、相手に病院に行くほどの怪我をさせた例が1万件を超えたそうです。

 原因は色々あると思いますが、家庭環境のつらさを背負った子が多いような話しもあるとか。昨今の不況の影響で、親にも余裕が無く、家庭内で満足に会話が無いのも一因なのではと思います。

 昔なら、家が忙しかったり、貧しかったりしても、家にはおじいちゃんやおばあちゃんがおり、少なくとも食事や留守番を一人で過ごすということはなかったような気がします。

 昔の家には、子ども一人一人の部屋がなかったかわりに、みんなが一緒に「集う」部屋がありました。囲炉裏や薪ストーブといった温もりの場がありました。

 「目を向ける大人をもっと」という視点も大事ですが、昔のように自然に家族や子ども達・近所の人達が「集える場所」があったら、少し問題が解決するような気がします。そんな家造りを考えたいと思います。

立原地蔵祭りの家族

縁側での会話

薪ストーブを囲んでの食事

畳に座卓もいいもんです!

囲炉裏に外国の子ども達も大喜びです。

最近読んだ2冊の本

この秋、ふと立ち寄った書店の店先で久しぶりに感動する2冊の本を買いました。その2冊とは、「奇跡のリンゴ」(幻冬舎)と「奇跡の杉・金のなる木を作った男」(三五館)です。

どちらも、テレビの映像の記憶があったため、躊躇わずに購入してしまいました。 

「奇跡のリンゴ」の主人公木村秋則さんは、絶対不可能といわれるリンゴの無農薬栽培に成功した方で、NHKの番組で何度か見ていたため、表紙の笑顔ですぐにわかりました。 

その本の隣に積まれてあったのが、「奇跡の杉」と書かれた本でした。

書き出しは、主人公である伊藤好則さんという方が「愛工房」という超低温乾燥の木材乾燥機械を発明したことにはじまります。

これまでの木材の乾燥技術とは全く異なる方法で、短時間でしかも木の細胞を破壊しないで乾燥させる機械を発明したということが何故ミラクルな発明なのか?それは、日本に一番多くある杉という木材の乾燥に、とりわけ効果を見いだしたからです。

木の命(酵素)の死活の分岐点は45度だそうです。その分岐点以下で乾燥がなされれば、木の細胞は破壊されることなく生き生きした状態で加工されるというわけですが、これまではそのことが可能な方法は、木を切り倒してから製材し、時間をかけて乾かす自然乾燥しかありませんでした。あとは、細胞を殺す高温乾燥という方法しかありませんでした。俗に言うKD材(キルンドライ)です。

日本で最も多く植林されている杉が、国により将来の家造りにと植林を奨励されたにもかかわらず、何故「花粉症の原因に取り上げられること」以外から注目されなくなってしまったのかといえば、非常に水分が多く、乾燥に時間がかかり、費用がかかり、安い外国材に負けてしまったからなのでしょう。

この低温乾燥機によれば、短時間で乾燥効果が発揮され、しかも杉のすばらしい効果(癒し)が現れるというのです。

何か、だまされたような話しですが、その中味は本を読んでみるとよく理解できます。

私が、古材や古民家再生という思いに導いてくれたのも、古民家の黒光りした杉の長押と天井板でした。きっと杉には、すばらしい癒し効果があると思います。最もその他にもたくさん良い事があるようですが・・

その時の家がこの家です。(再生のはじまりです)

当社でも、もっと研究を重ね「杉材」をどのように有効に使っていくのか考えていきたいと思います。