木材劣化診断士の論述試験と閉所恐怖症?!


先日報告させていただいた「木材劣化診断士」試験のその後ですが、やっと論述が仕上がり、本日送付いたしました。
この論述試験ですが、実際に講習を受けた内容をもとに、実地試験として木材劣化診断を行い、報告書を作成せよという内容でした。
さすがに大学の先生たちが講義してくれただけに、簡単な卒業論文を作れ!みたいな試験ですよね。
ただあまり明確な解答例がないため、簡単な講義の本を参考にやってみることにしました。
木材劣化診断の診断物件は、私所有の勅使というところにある平家の再生民家です。「もともと築年数未詳の茶室住宅。7~80年位前に移築再生したものを7年前に一部を増築と再生行ったもの。5年前に一度シロアリの防蟻処理を行っている。今回、改修後における古材の状態を確認したい」として、早速調査をすることにしました。準備するものは、ライトやつなぎの作業着、軍手にカメラ、マイナスのドライバーや測定道具など、また天井用のはしごも用意。準備万端で、早速和室の畳をあげて、床板を外し入り込んだその時、突然不安がよぎりました。「そういえば、俺って閉所恐怖症の気があるんだった。」(実際、人間ドックのMRIの機械も苦手だった。)
急に不安が起き上がり、「一人で床下で動けなくなったらなど」と考えてしまう。一度、我が家の新築の時、水道管が壊れて、床下が水浸しになった時に一度床下に潜ったことがあったが、この古民家の床はさらに低く、30㎝ほどの隙間しかない。よわった物件の調査を考えたものだと後悔がはじまったが、ほかに考える時間の余裕はない。仕方なく頑張ることにしました。
そして今日、報告書が完成し、受験先へ送付いたしました。
それにしても、仮に木材劣化診断士に合格しても、この調査ができるのだろうか?ちょっと不安を感じています。

床をあげ、いざ床下へ!

あまり気分のいいものではありません。前も後ろも埃だらけです!

次は天井です!

屋根替えしているので昔の土壁が見えています!ところで、よくわかりませんが埃の中から昔の大工さんの技術発見!さお縁天井などで板の重ね目が密着する技術。今では死語ですが「稲子イナゴ」と言うそうです。

ちょっとわかりずらかったかも?!ところで、木材の診断はというと、少し問題なことを発見!
その原因が、この花かもしれません。これは「ムクゲ」の花です。

この花や「芙蓉」という花のそばには、あるハチが存在するようです。借孔性ハチ類の存在です。要するに木材に穴をあけて巣を作るハチたちです。家の周りを調査しますと、いたるところにこのような穴がありました。


キホリハナバチという種類は、「芙蓉」「ムクゲ」などの樹木の場所に集まってくるのだそうです。
そういえば、この樹木がたくさんあります。撤去も考えねば!

手前に咲いているのは「芙蓉」のようです。ついでに家の周りを調査していると、スズメバチの巣を発見!

早めに撤去しなければと考えています。そんなブログを考えているところに、3人の女子会のメンバーから差し入れです。

今日はこの辺で!

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