「基礎下減震システム」

当社のニュー蔵漆で、西日本で初めて使用した地盤減震システムが、昨年の暮れ名称を変えて「基礎下減震システム工法~現代石場建て工法(基礎すべーる)~」という名称で、財団法人ベターリビングより「技術審査証明」を取得しました。

この工法を開発したのは、地盤調査や地盤調査の機械を開発しているビイック株式会社という会社です。
当社が古民家再生に取り組み、一方で伝統的木造建築の構法である「石場建て」の免震性に着目していたことから、ビイック社に「地盤減震システムは石場建ての工法の現代版である」とアドバイスしたところ、早速取り入れていただきこのような名称になったものと思われます。
 この「基礎下減震システム」は阪神淡路大震災並みの地震波(JMA神戸波818ガル・震度7クラス)を受けても建物の揺れを震度5強(250ガル)以下となることが(財)ベターリビングの技術審査証明事業によって証明されたことになります。
 一方1月の20日には、兵庫県三木市のE‐ディフェンス(実大振動破壊実験施設)にて、国土交通省関連団体主催のもと、伝統的木構法で建築された建物の実大振動破壊実験が行われました。建築基準法が想定する400ガル(きわめてまれに発生する大地震相当)と818ガル(阪神淡路大震災相当)の人口震動により、この伝統的溝法で建築された建物を揺らしました。
結果は、1階の土壁が破壊されたものの、鈴木委員長は「土壁の損傷部分を修理・・補修が可能・・今後も使い続けられる・・」として、今回の実験で伝統木溝法の建物が建築基準法の設計要件を満たしたことが確認できたとしております。⇒「伝統的溝法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment.html参照
 今後ますます注目されることになるであろう、伝統的木造建築や石場建て、そして「基礎下地盤減震システム」に、より前向きに取り組んでいきたいと思います。
 この2月5・6日と、当社の営業企画部の精鋭5名が、早速舞鶴のポリテックカレッジにて、今後伝統溝法の計算の基礎となる、限界耐力法計算の勉強に挑戦しました。後日報告があると思います。私も、振動実験委員長の鈴木先生の講義を受けたことがありますが、・・・・??でした。

当社の施工実績です。








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