盃に金箔を貼る!京都研修より


今週、京都銀行さんの研修旅行で、京都の京仏具店㈱小堀さんを見学させていただいた。
業種は違っても、学ぶべきことが多くあった。
 小堀さんは、創業1775年(安政4年)というから、アメリカ合衆国の独立より1年ばかり早いという老舗だ。でも、仏具業界ではもっと古い業者がまだまだいますとのこと。
まず、仏壇ができるまでの工程を見せていただいた。
 まず、気づいたのは従業員さんのあいさつが素晴らしい。職人さんも若い方が比較的多い感じがした。木材が並べてあり、私たちの業界とよく似た感じがする。木材は、松が中心だが、ほとんどロシアからの輸入らしい。
 木材を2~3年乾燥させ、木地を作り、彫刻をしてゆく。木地に漆を塗り、墨で磨いていた。指紋がなくなるほど磨くらしい。蝋色(ろいろ)というらしい。蒔絵(まきえ)、彩色(さいしき)いろんな工程がある。金箔をして飾り金具をして仕立(したて)という工程をとおして出来上がりだ。
 ここで、小堀専務さんより「技術の伝承」という講和をいただいた。私たちと同じ木にこだわり、同じようなお話をされた。
「木のいのちは3度ある」・・①山で生まれ育つ・・②伐り倒されてからも強くなる・・③仏具として姿を変えて安らぎを提供する。
「法隆寺古材は新材より強い」
「生物材料」・・松、漆、箔打ち紙、貝、墨、鹿の角粉、人毛・・命ある材料が安らぎを与えてくれる。
…なんとなく共通する感がある。
顧客満足の世界へ引き込んでもらえた。当社の新入社員にもぜひ見学させたいお店だ。いい勉強をさせていただいた。
 勉強の後は、京都の素晴らしい料亭へ・・こちらも京都の老舗高級料亭「菊乃井」さんへ。こちらも楽しく勉強させていただきました。















































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