福知山の「市民勉強会」という講演会に行ってきました。


5月22日の土曜日、市民会館での「どうする福知山実行委員会」という福知山市も後援されている公開討論会に参加してまいりました。講師は,TVタックルなどでおなじみの大学教授で政治学者の「福岡正行」氏と福岡県大野城市の市民部新コミュニティ課長の「見城敏明」氏。参加者数は200名余の方々が聴講されました。
 政治学者の福岡氏は以前から自民党政治には辛口の発言で印象があり、政権交代が起こってからの彼の発言はどうなのかといったことに興味があったので、ぜひ参加したいと思い行ってまいりました。さらに興味があったのは、福知山市よりやや人口の多い福岡県の大野城市(94,287人)の職員がナント!384名という、福知山市の三分の一(病院職員を除いても二分の一)の数でできる行政がどんなものなのか?そこで働く新コミュニティ課長見城氏とはどんな方なのかということでした。
 まず、最初に講演された福岡氏の第一声は「民主党は自民党よりひどい!」という内容の発言。危機管理意識のないこの党は、本当に国の舵取りができるのかということでした。・・確か彼は、民主党の隠れた?応援団として発言をしていたはずなのに・・と思いながらも、ズバズバ!いう民主党政治批判、それに対決できない自民党批判と、今の国民の大半が感じている政治不信感を代弁してくれているようでした。彼曰く「今度の参議院選挙は民主は大敗、自民もダメ!これまでの政党はダメ!伸びるのはある第三の政党だけでしょう?」といっておられました。

 
さて、もう一つの興味があった大野城市の見城課長の講演ですが、94000人余りの人口に384名の市職員、市議会議員も20名(福知山市は32名今度減っても26名)に300億円の予算だそうです。行政サービスが悪いのでは、と思いきや。窓口での待ち時間、最長で5分まで。ワンストップ対応で、窓口をタライ回ししない、職員が出向いての窓口対応とのこと。市のコールーセンターは朝の8時30分から夜の9時30分まで対応していますとのこと。住民の声を優先させた共働のまちづくりや有償ボランティア(基本的に無償にはしないとのこと)による合理的な行政対応など、福知山市の職員の方が聴講されたらと思う内容が一杯でした。

 講演の後は、お二方による対談、さらに質疑応答による意見発表と、ちょっと質疑・討論の時間が短かったような気がしましたが、あっという間の2時間30分でした。
 残念なのは、聴講者の方々の年齢層がちょっと高いような気がしました。私自身が57歳とけしって若くないのですが、会場では若い層に思えました。若い人たちの政治不信・行政不信、これからの日本が心配です。

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