日本民家再生協会(JMRA)の登録事業者の会の行事に参加
4月304日と日本民家再生協会(JMRA)の登録事業者の会の行事が東京で行われましたので行って参りました。3日は事業者間の貴重な情報交換として事例発表等が行われました。
翌日は、宿泊場所の日中友好会館を出発しての明治・大正・昭和の建物を見ながら「本郷界隈を歩く」ミニツアーに参加してきました。
本郷界隈は、意外と坂が多く、壱岐坂(いっきさか)や炭団坂(たどんさか)・菊坂(きくさか)・鐙坂(あぶみさか)などを歩いて回りました。
その場所毎に文人ゆかりの地があり、樋口一葉旧宅や宮沢賢治下宿跡、高級下宿跡(菊富士ホテル)などを散策し、明治、大正、昭和のそれぞれ文化財的建物を見学して参りました。その様子を報告します。
思えば、今から35年以上前に、私もこの文京区にある大学に通いながら、この近辺を徘徊していたのを思い出しながら歩いておりました。あるときは、学生デモの一員として、ある時はサークルの仲間と、そしてデートコースとして・・・
小石川後楽園を出発します。
まず足軽長屋跡を過ぎて、最初に目に付いたのが旧金田一邸です。
次に訪れたのが、震災復興住宅がたくさん見ることが出来る場所と右京山
●震災復興住宅:関東大震災後に建てられた典型的な復興住宅
●多くのマンション郡の中で一軒頑張っておられるお宅を見つけました。家の中は暗いだろうなー!?
●次は 鐙坂です。旧武家屋敷跡のようです。
次に、住宅街の一角に昔懐かしいお風呂屋さんを見つけました。
いよいよ樋口一葉が暮らした地域に入ります。
一葉達が利用した井戸です。
つぎは旧伊勢屋質店:一葉が度々お世話になったといわれる旧質屋さん
いよいよ下宿屋と旅館街にはいります。
●鳳明館(本館) 下宿屋→旅館(明治30年代/昭和初期改造)国指定登録有形文化財
●鳳明館(別館)
● この界隈は修学旅行生の宿や学生さん達の下宿街として有名な場所でした。
次に訪れたのは● 求道会館 浄土真宗教場(大正6年/平成14年改修完成) 設計:武田五一 氏 都指定文化財
日本のお寺の関係施設としては大変変わった西洋風の造りでした。これで十字架があれば立派なキリスト教の協会です。
● 旧求道学舎 (大正15年/平成18年)求道会館敷地内にある元学生寮をコーポラティブ方式の住宅に再生したとのこと。この日は日曜日でしたので中を見せてはもらえませんでした。
そしていよいよツアー終盤です。
●本郷館 下宿屋(明治38年)木造3階建て 今度、当協会事業者の方が建て替え(?)の計画に参画するとのことでした。それにしても大きな木造アパートです。
● 菊屋ホテル跡:高級下宿屋、文人の宿、今でも有名な文人の名がたくさん書かれています。名だたる文人がたくさんいます。樋口一葉に始まり、石川啄木、二葉亭四迷、坪内逍遙、宮沢賢治、谷崎潤一郎、・・最近では宮本百合子から宇野千代まで
最後に菊坂周辺です。・・・脇道に最近名称がつくられたと思われるおもしろい坂がありました。その名も金魚坂。
ミニツアーの最後は、本郷通り 向かい側は東京大学です。本郷薬師で解散です。お付き合いありがとうございました。
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