私の留守中の残念な出来事!

会社を留守にするといろんなことが起こっていました。良いことが2件と悪いことが1件。

良いことは、公共工事の土木の入札で2件もの当社の落札があったことです。これは、当社の専務のおかげで上手に落札できたウレシイ話です。

 ところが悪いことのほうが「事は重大」で、あえて当社の恥をさらけ出そうと思い書くのですが、事の真相はこうです。現在進められている茅の台の建築現場の出来事です。

今年の春はあいにくの雨ばかり。現場の進捗状況が悪いこともあり、つい工事時間をオーバーしてしまい、お隣様にご迷惑をおかけしていたようです。

工事現場につきものの騒音とゴミですが、どちらも極力解決しなければならない課題なわけですが、当現場の監督は今回の工事を急ぐあまり、近隣の方々に犠牲を強いる解決方法をとってしまったのです。

工期と予算、そして騒音とゴミ。どれも現場監督にとって、クリアしなければならない重要な課題ばかりですが、一度にすべてをクリアすることは至難の業です。そこで、優先順位を考えなければならないのですが、彼は、つい工程の遅れを取り戻すために現場での大工さんの残業に目をつむってしまったようです。その結果、迷惑を被ったのは近隣の住民の皆様だったというわけです。こんな現場のトラブルが後々、住む方同志の中に溝を生む要因となることもあるのです。

幸いお隣の方が、当社に電話をくださり、常識のない当社の現場を指摘して下さったおかげで、当社の専務が工事を止めさせ、営業部長がお詫びの対応をとることにより、お隣の方とも深い溝をつくることなく、その後工事は順調に進み始めました。

 帰国後、報告を受けた私が早速、お隣の方にお詫びにいきますと、逆に恐縮して下さったご様子。更にお話をお伺いしていますと、当現場の上棟の儀式をしていただいた教念寺のご住職とも親しいお方で、逆に知り合いつながりということで話が弾み気持ちよくお詫びすることができました。

 私自身も、反省しなければと再び思いました。―すべての現場監督が、自分と同じように考えられるわけではない。ひとりひとり判断基準も違い、思いも違う。すべて任せたと安心してしまってはいけない。その場その場に応じた臨機応変な判断力を如何にもってもらうかの訓練も必要だな―と。

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