古民家や田舎物件取引に思うこと。

一昨年前頃から、田舎物件や古民家の仲介を多くさせていただいております。

本日も、一件仲介をさせていただいたところです。最近、「福知山や綾部の人口増加に一役買っているナア」と自負させていただいております。

 購入するのは若いカップルの方もおりましたが、圧倒的に多いのは、私の世代のカップルです。そう、団塊の世代かその近くの世代といったところでしょうか。

 関東や近畿の都会の方達が多いですね。これまでの方々は、たまたまでしょうが、非常に穏やかで真面目な方ばかりでした。

当然のことですが、農業を志したり、野山に親しんだり、薪ストーブにあこがれたりと自然派感覚の方達ばかりです。

ところが、このような田舎物件のお世話をしていますと、取引金額はあまり高くないのですが、取引するまでの過程で難しい問題を抱えている物件が結構あります。公図上に正式な道がない、隣の土地と所有者権が入れ替わっており覚書で取引していたとか、一部は農地のままである、とか。・・

更に、いい加減な取引物件を仲介し、手数料を法定料金以上にとっていた業者などもいるようです。土地は名義変更されているが、建物の登記がないなど、ご紹介いただいてから調査していくと、なんとまともな物件(?)が

無いものかと驚かされることばかりです。一世代か二世代前の登記のまま相続されていない物件など当たり前と考えた方がいいでしょう。

 こんな状態が田舎物件にはつきものなので、町中の不動産業者の方は「面倒くさいばかりで手数料は安く割に合わない」と敬遠しがちなのです。

私も当初は、そう考えて田舎物件については真剣に扱うことを考えておりませんでしたが、「田舎ねっと・日本」を通じて、いつしか出会う方々との交流や難しい問題を解決したときの満足感に喜びを覚える様になってしまいました。  http://www.inakanet.jp/

 この北近畿には、まだまだたくさんの空き家があり、私の住む福知山より更に奧の地域には廃村寸前の地域がたくさんあります。中々北部に向かっての物件取引は少ない状態ですが、少しずつ依頼の件数も増えております。只前述したように、中々問題がクリアできなくて物件情報として登録できるのに時間がかかっています。一刻も早く、全ての依頼物件をご紹介できるよう日々努力している今日この頃です。    ・・3月初めてのブログです。今月からは不動産に関する話題も少しずつ書いていけたらと思っています。

当社から車で5分くらいの所に建っております、今では珍しい2階建ての茅葺き屋根の素敵なお宅です。(取引とは関係ありません)

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