「伊藤元重」氏と「安藤忠雄」氏の講演

昨日のブログにも書きましたが、京都会館での新春講演会に行ってきました。第一部は「2010年日本経済の展望」と題して、伊藤元重東大大学院教授による経済講演会でしたが、第二部として建築家の安藤忠雄氏の講演がありました。

「可能性をつくる0発想力・想像力が企業の未来を拓く0」と題して、安藤氏のこれまでの作品や現在の取組を映像を交えての楽しい講演でした。

建築家というよりも、芸術家としてみたほうが理解しやすい彼の作品は、現在進行中のアラブ首長国連邦でのアブダビ海洋博物館の意匠設計のやりとりの様子や代表的な「住吉の長屋」を造ったときのエピソード。・・・トイレに行くのに雨の日はぬれる家・・費用が無かったため、施主が希望の長いバスタブのフロがない・・など、おもしろおかしく語ってくれました。その他、六甲集合住宅の始めの取組から・・その二/・その三と造られて行く様子や、サントリーミュージアム六甲を手掛けた時の佐治敬三さんとのやりとりなど、楽しい講演でした。

 今彼は、東京に新しい風を生む森をつくろう。と呼びかけ、昔の東京湾のゴミの埋め立て地に「海の森」をつくるプロジェクトを発足させています。88haの面積の土地にスダジイ、タブノキ、エノキ等の苗木を48万本植樹する計画だそうです。私も募金させていただきました。

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