山から竹を切り出してきて、門松の準備をしました。ただ今組み立てキットを準備中です。
大工の経験もある建築部の武田さんと野々垣君に竹の先端を綺麗にカットしていただきました。
切り口は福が来るように笑っている口のようにカットするのだとか?
門松の鉢になる部分の竹の加工です。50cmの長さに切りそろえます。割るのが結構手間がかかります。
葉ボタンは12月の始めに三俣の葉ボタン祭りで紅白12本購入済みです。
12/28の完成を楽しみにしておいて下さい!
最近、マスコミに取り上げられる話題の中で「切れる子ども」のことが多いのが気になります。特に小中学生の変化が著しいとのこと。
廊下で肩が触れただけで、胸ぐらをつかむ。授業中に注意され、ものを投げたり暴れるなどして、相手に病院に行くほどの怪我をさせた例が1万件を超えたそうです。
原因は色々あると思いますが、家庭環境のつらさを背負った子が多いような話しもあるとか。昨今の不況の影響で、親にも余裕が無く、家庭内で満足に会話が無いのも一因なのではと思います。
昔なら、家が忙しかったり、貧しかったりしても、家にはおじいちゃんやおばあちゃんがおり、少なくとも食事や留守番を一人で過ごすということはなかったような気がします。
昔の家には、子ども一人一人の部屋がなかったかわりに、みんなが一緒に「集う」部屋がありました。囲炉裏や薪ストーブといった温もりの場がありました。
「目を向ける大人をもっと」という視点も大事ですが、昔のように自然に家族や子ども達・近所の人達が「集える場所」があったら、少し問題が解決するような気がします。そんな家造りを考えたいと思います。
立原地蔵祭りの家族
縁側での会話
薪ストーブを囲んでの食事
畳に座卓もいいもんです!
囲炉裏に外国の子ども達も大喜びです。
この秋、ふと立ち寄った書店の店先で久しぶりに感動する2冊の本を買いました。その2冊とは、「奇跡のリンゴ」(幻冬舎)と「奇跡の杉・金のなる木を作った男」(三五館)です。
どちらも、テレビの映像の記憶があったため、躊躇わずに購入してしまいました。
「奇跡のリンゴ」の主人公木村秋則さんは、絶対不可能といわれるリンゴの無農薬栽培に成功した方で、NHKの番組で何度か見ていたため、表紙の笑顔ですぐにわかりました。
その本の隣に積まれてあったのが、「奇跡の杉」と書かれた本でした。
書き出しは、主人公である伊藤好則さんという方が「愛工房」という超低温乾燥の木材乾燥機械を発明したことにはじまります。
これまでの木材の乾燥技術とは全く異なる方法で、短時間でしかも木の細胞を破壊しないで乾燥させる機械を発明したということが何故ミラクルな発明なのか?それは、日本に一番多くある杉という木材の乾燥に、とりわけ効果を見いだしたからです。
木の命(酵素)の死活の分岐点は45度だそうです。その分岐点以下で乾燥がなされれば、木の細胞は破壊されることなく生き生きした状態で加工されるというわけですが、これまではそのことが可能な方法は、木を切り倒してから製材し、時間をかけて乾かす自然乾燥しかありませんでした。あとは、細胞を殺す高温乾燥という方法しかありませんでした。俗に言うKD材(キルンドライ)です。
日本で最も多く植林されている杉が、国により将来の家造りにと植林を奨励されたにもかかわらず、何故「花粉症の原因に取り上げられること」以外から注目されなくなってしまったのかといえば、非常に水分が多く、乾燥に時間がかかり、費用がかかり、安い外国材に負けてしまったからなのでしょう。
この低温乾燥機によれば、短時間で乾燥効果が発揮され、しかも杉のすばらしい効果(癒し)が現れるというのです。
何か、だまされたような話しですが、その中味は本を読んでみるとよく理解できます。
私が、古材や古民家再生という思いに導いてくれたのも、古民家の黒光りした杉の長押と天井板でした。きっと杉には、すばらしい癒し効果があると思います。最もその他にもたくさん良い事があるようですが・・
その時の家がこの家です。(再生のはじまりです)
当社でも、もっと研究を重ね「杉材」をどのように有効に使っていくのか考えていきたいと思います。
三和町のダッシュ村様のご依頼を受けまして、11月より古民家の改造をさせていただきました。
体験宿泊等に使用されるとのこと。宿泊される方が少しづつ手を加えて行かれるということで基本的な水回り等の工事を中心にさせていただきました。
工事前の民家です。
屋根も葺き替えました。
改造後の室内の様子です。
この度、不可能と思えた350kg近い薪ストーブを我が家の2階に4人がかりの人力で運び上げ、ついに設置することが出来ました。
2階で薪を燃やすため、薪を上げるためのリフト(500kgまでOK)をベランダに設置しました。
ソーラー発電の雪が滑り落ちるために、煙突にも強い補強をしました。
見事な薪ストーブの炎です。このストーブの良いところは、どんな薪でも燃やせることです。
針葉樹でも古材でも、何でもOKです!
11/23(月)恒例の福知山マラソンにオレンジのTシャツの我が蔵漆「クラシック」チームが10kmとフルマラソンに参加いたしました。私吉井は、フルマラソンに出場。今年は忙しくてあまり長距離の練習が出来ずに内心心配でした。
案の定、12kmを過ぎた頃から、お腹が空いて眠たくなり意識がもうろうとし始めました。幸い、我がチームの女性からサプリメントをいただきなんとか20kmの給食ポイントまでたどり着き、そこでバナナを506個いただき、更に後半は支援部隊よりおにぎりをいただき、何とか体力を持ち直し5時間半をかけて完走いたしました。
今思えば今回も救急車がたくさん行き来していましたが、私も低血糖の症状で運ばれる寸前だったようです。朝ご飯をしっかり食べなかったのが原因のようです。やはり朝の食事は大事ですね。