シンプルな古民家再生です!

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築150年~200年位の古民家だと思われます。昔はどこにでもあったシンプルな茅葺屋根の古民家です。何度も何度も再生され今日をむかえたようです。施主様も改造には勇気がいったことでしょう。実は88年前、私もこのような茅葺民家の再生には大変勇気がいったのを覚えています。でも今では宝です。貴重な経験を何度も繰り返し、失敗も含めていい勉強になっています。

まだまだたくさん残っている京都府北部の古民家ですが、可能な限り残して、次の世代に伝えたいものです。
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シンプルな屋根!
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本日は建具屋さんによる最後の仕上げ!格子戸にもガラスを入れていただきました。
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こちらは玄関に置くオブジェだとか?楠木かな?
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古蔵と古民家の簡易保存?!

150年以上たったと思われる大きな蔵と現在お住まいになっていない古い離れの保存工事をしました。
 解体するには古い歴史があり文化財としての価値さえ感じられる蔵。何とか保存をしてあげたいと考えておりました古い蔵です!人の住まわれていない古民家!このままでは朽ちて行きそうでした。持ち主様の計らいで、何とか保存する計画を考えました。本格的に補修していきますと、このような歴史ある蔵は、数百万・千万単位で費用がかかってしまいます。そこで考えたのが、今ある土壁と瓦屋根を、ガルバリュウム鋼板(俗にGL鋼板といいます)で覆ってしまうことでした。瓦をメクッテみると、ノジ板やタル木も傷んでいましたが、何とか補修して、安価に仕上げることが出来ました。
 このような形で残しておけば、またいつか本格的な修理にも有効な手だてとなり、いつまでも残すことが出来ます。またひとつ、古い文化を残すことが出来ました。
150年~200年前に建てられたと思われる由緒ある蔵です。

こちらは7~80年の歴史と思われる離れです。

蔵の片づけから始めます。
屋根瓦を取り除きます。

 
 
 
 
 
 
 
 

 屋根の下地も相当痛んでいました。
 
 
 
 
 
 
 
蔵の内部も補修します。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 

棚も新しくしました
 
 
 
 
 
 

屋根もGL鋼板で葺きあげていきます。
 
 
 
 
 
 
こんな土壁もきれいにGL鋼板で葺きました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 

  そして完成です!
きれいになったでしょう。
これでまた数十年残されていきますね。めでたし!めでたし!
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

年明けから、伏見稲荷さんへ2度のもう出参り

「商売繁盛」の御利益で有名な伏見稲荷大社。今年もお正月から2回のお参りをする機会がありました。信仰心はあると思うのですが、あまり熱心ではないため、中途半端なお参りになってしまっているのでしょうか、「商売繁盛」の御利益に中々出会うことがありません。
 昨年は、「火木土」という薪ストーブショップを創設いたしました。今年は、少しでも「商売繁盛」につながればと、色々挑戦してみたいと思っています。

今年は少し露天商の数が少ない気がしました。

まずは、手を洗ってのお参りです。お清めにも手順があるのをご存知でしょうか。
まずは、左手から洗っていきます。


そしてお参りです。今年は本殿が改修されたようできれいな姿でした。

このガラガラの鈴を「本坪鈴」というらしいのだが・・?
帰りにこの小さい鈴と鈴の緒のセットを買うことにした。


お札も購入したが、「達成のかぎ」という響きのよいお札?も、一つ購入し、火木土へ。
昨年と全く同じだな、もったいないなど考えては、ご利益はないのだろう。

千本鳥居を通り奥の院まで・・

奥の院のおもかる石に挑戦!願い事をして灯篭の頭の部分の石を持ちあげ、想像より軽かったら願い事は叶うとのこと。創造どうりの重さでありました。



さて、伏見稲荷で購入してきました「鈴と鈴の緒」を、当社の山に9年前に再建した祠に取り付けることにしました。いつも年末一度だけ掃除としめ縄をセットするだけの祠ですが、数年前に奉納した鈴が無くなっていましたので新調したものです。


この祠9年前は、山もうっそうとした中で新調したのですが、今では明るい場所でシカの通り道に面しています。

2011~12・・年末年始のうれしいお知らせ!

お知らせが遅くなりましたが、年末の12月21日と2012年の元旦の地元経済紙・北近畿経済新聞に2度に渡り、当社に関する記事を掲載していただきました。

年末に掲載されましたのは、2年に渡るO様邸の移転再築工事の完成間近の報告記事です。
年末の25日には、施主様のお心使いで、ご迷惑をおかけしましたご近所の方々にお披露目をさせていただきました。雪のクリスマスにもかかわらず、100名もの皆様に完成したお宅をご覧いただくことが出来ました。
雪のクリスマスの日でしたが

見学会案内もしませんでしたがご近所100名の皆様にご覧いただきました。


外は雪降りの一日でしたが、家の中は床暖房が利いて、お客さまもご満足のご様子でした。

 あけて2011年の元旦の北近畿経済新聞紙には、昨年の11月に日本民家再生協会JMRAより受賞いたしました「民家再生奨励賞」の記事を掲載していただくことが出来ました。
 今回の当社の応募は1件だけでしたが、次回の応募には数件応募の予定があがっており、この審査にも大きな弾みとなりました。

JMRAの民家再生奨励賞が地元紙で取り上げられた!

先日、日本民家再生協会(JMRA)による、民家再生奨励賞の当社の受賞が、地元新聞社の「両丹日日新聞」と「北近畿経済新聞」に取り上げていただきました。
10月にJMRAより、3件の表彰状とプレートが届き、それぞれ施主様にお届けいたしました。
受賞後にも何軒か再生に取り組んでおり、来年の受賞目指して頑張りたいと思っています。


3軒のお宅への表彰状とプレートです。


この秋の民家再生!?・・その1

 30年ほど前まで郵便局であったレトロなお宅の外壁と室内をリフォームさせていただいています。
昔の外壁の景観を残しながら、現在でも十分通用する外壁に仕上げます。もちろん予算のことも考慮して、一番有効なリフォームを考えました。
現在、左官による外壁の補修とモルタルのコテ押さえで下地とします。今回、仕上げは吹き付け塗装を選択しました。
昔の郵便局の景観のイメージにできればよいのですが・・・・

玄関の上に郵便局のマークが残っています。

建物全体に足場を設置します。

クラック等の補修を先行して行います。

次に左官作業の工程です。モルタルをコテ押さえで仕上げていきます。

左官作業により丁寧に仕上げてゆきます。目地もきれいに仕上げます。


玄関の上の郵便マークですが・・・

陶器のような焼き物でできておりました。七宝焼きでしょうか?…すごいですね。

第20回福知山マラソン!にむけて。

今年も福知山マラソンのフルに挑戦しようと思っています。最近は過去3年間完走していますが、5時間の壁を破るのが精一杯の状態です。今年は福知山マラソンも20回大会ということで、さらに盛り上がるのではと期待しています。
http://www.f-marathon.gr.jp/

 実は私は、この福知山マラソンに第2回ごろより出場しているのですが、2度ほど30km地点でリタイヤしたことがあります。一度は2回大会でほかの人の名前で出場した時と10年ほど前に練習もせずに出場した時です。どちらのリタイヤの時も覚えておりますが、途中棄権というのは、精神的にも肉体的にも本当に「くたばっちまう!?」状態で、なかなか体力的にも回復できないものです。

 それとは反対に、タイムがよいときは多分体調も良いのでしょう。あとの反省会でもビールもガブガブ飲めますし、翌日にもさほど影響が出ません。
私が初めて完走したのは、今から16年前の大会でした。まだ41歳という若さ(?)でもあり、その頃の記録は残っていませんが、たぶん4時間20分台で走れたと思います。


 3年前より、一念発起して挑戦していますが、なかなか練習ができず、いつも直前1~2ヶ月前になると、夜間に10kmに10回位、休日に20kmの練習を5~6回位して本番に臨んでいます。ただし、早朝5時より、愛犬のナナ様とは毎日30分ほどジョグをしていますが・・
 昨年、初めて低血糖状態を体験いたしました。あまり記憶が定かではないのですが、走り始めて10数キロ地点から、急に眠たくなり、お腹がすき始め、かつ丼が無性に食べたくなったのと同時に、非常に気持ち良く眠い状態になり、ふわふわと走っていたようです。当社の社員でもあったYさんから声をかけていただき、食べ物をいただいてなんとか走れるようになった次第ですが、このときのマラソンは終始お腹すき状態で、食べ物のことばかり考えて走っておりました。実は、最近人間ドッグで分かったことなのですが、この以前から1年半ほど貧血が続いていたのが原因のように思われます。この1年半ほど、妙に体が重いなと思っていましたし、献血では断られるし、どうもおかしいと思っていたのですが、胃のポリープからの出血が原因だったようです。

 さて、今回も頑張って20km以上の長距離の練習を開始したのですが、私にはもう一つ越えなければならない壁があります。それは私の場合、普通の人より体の筋肉が硬く、体全身がつりやすい体質なのです。25km以上のランを経験しますと、必ず足やわき腹に痙攣が起こってきます。これが長く続かないようにすることが、完走への第一歩だと思っています。30km以上のランを経験しておかないと、たぶん本番では35km地点以降歩かなければならなくなるでしょう。

 福知山マラソン本番まであと40日あまり。十分な時間があるわけではありませんが、何とか一度35kmぐらいのランを練習して本番に備えたいと思っています。

 今年も、チーム蔵漆というオレンジのTシャツを着て走りたいと思っています。なお、今期は、蔵漆(クラシック)チームのジョギング用のキャップ(帽子)を作ります。福知山マラソン(10kmランも含む)に参加される方に、お配りしようと思っています。できましたら、ブログ等で紹介したいと思っています。
応援よろしくお願いいたします。

蔵を利用したみそ工場が完成!

先日お伝えした、蔵を改造した「みそ工場」が完成しました。

蔵の改造というと、すごくお金がかかる贅沢なイメージがあります。確かに、小舞や土壁を完璧に再現しようと思うといくらかかるかわかりませんね。
今回は、みそ工場ということで保健所の許可がおりることが前提の改造工事でした。蔵のイメージを壊すことないよう仕上げることに一番気を遣いました。
みそ工場としての出来は何点ぐらいでしょうかね?・・・
着工前の様子

完成



清潔感あふれるみそ工場の内部です。

実は当社は本来土木が得意な会社なのです!

これまで私は、建築に関する話題ばかり取り上げてきました。その為、当社は建築オンリーの会社のように思われていますが、実は得意なのは、むしろ土木なのです。元々先代の創業者は、農業土木で岸下建設を創り上げた人です。「ほ場整備の岸下」と言われるほど、この京都北部では知られていました。ですから現在でも、当社の工事高の半分以上は土木工事によるものと言えます。職員の半数も長崎専務を筆頭に土木担当の職員です。今日は、久しぶりに主な土木の現場を見てきました。その報告をしたいと思います。
まずは、夜久野の河川工事と道路改良が一緒になった土木事務所発注の工事です。

昔の得意だったほ場整備の技術が生かせます。オペレーターは当社OBの山崎さん(当社一級建築士の山崎君の父)です。


こちらは夜久野の道路工事です。手前に写っているのは、入社三月目になる見習いの黄前君。遠くで重機とダンプ作業をするのは、長崎専務と入社二年の嶋野君。写真のような石積みが民間工事でいきてきます。

こちらは福知山市内での福知山市発注の下水道工事です。道路にボックスカルバートというコンクリート製の管を布設しています。今日はピンチヒッターで建築部の山崎君が管理してくれていました。



こちらは、宮津市の大手川です。土木事務所発注の河川工事です。5~6年前の23号台風で大きな災害を起こした河川です。その最終仕上げの工事です。土木事務所曰く「土木事務所の工事の中で最大の難工事だ!」と言われたようです。29才の高嶋君ボー然としていましたが、私が「この仕事が無事に終了できたらすごいことだな!」と言いましたら「そうですね!?」と苦笑いをしてくれました。私はこの彼の苦笑いに一番期待しています。

後ろ姿が見えるのが、高嶋君です。一女のお父さん!期待してまっせ!


こちらもまたまた土木事務所発注の宮津の大手川の河川工事です。たまたま、近くで二つの河川工事を受注する運に恵まれました。こちらを担当するのは、高嶋君の大先輩の和泉君。こちらも大変な工事です。現場が3ヶ所に分かれ、大江山スキー場というところに20,000m3(11tダンプトラック3600台分)の土を盛る工事も入っているのです。彼は今ちょっとお疲れ気味かな?天候の悪さもありますね。今年の梅雨がカラ梅雨だと良いのですが・・私も毎日仏壇の前でお願いしております。(ちなみに私は毎日、仏壇にお茶を供えて般若心経を唱えております。余談でした・・)

現場監督の和泉君(左)と協力者の高橋さん。

以上は、ほとんどが公共工事ばかりですが、このような現場があるからこそ、「地盤減震」や建築の外構、造園といった仕事が出来るんだと、私は確信しておるのです。・・ちょっと気負いすぎかな?・・かくいう私には何の技術もないのですが・・・

民家リフォームのビフォー・アフター

先日、福知山に京都より移転されてこられたKさんのお宅をリフォームさせていただきました。建てられてから4~50年のお宅です。木部の洗い、壁の塗り替え、クロスの張り替え、畳の入れ替えなどさせていただくうちに、次第に新しい家主の顔になっていく家の姿に感動します。つくづく、家も生きているんだなあ!と感じる時があります。

第19回福知山マラソン。今年も頑張った蔵漆チーム


11/23(月)恒例の福知山マラソンにオレンジのTシャツの我が蔵漆「クラシック」チームが10kmとフルマラソンに参加いたしました。私吉井は、フルマラソンに出場。今年は忙しくてあまり長距離の練習が出来ずに内心心配でした。
案の定、12kmを過ぎた頃から、お腹が空いて眠たくなり意識がもうろうとし始めました。幸い、我がチームの女性からサプリメントをいただきなんとか20kmの給食ポイントまでたどり着き、そこでバナナを506個いただき、更に後半は支援部隊よりおにぎりをいただき、何とか体力を持ち直し5時間半をかけて完走いたしました。
今思えば今回も救急車がたくさん行き来していましたが、私も低血糖の症状で運ばれる寸前だったようです。朝ご飯をしっかり食べなかったのが原因のようです。やはり朝の食事は大事ですね。