今、改修中の民家から・・

現在、由良川沿いに綾部に向かって3軒の古民家の改造をさせていただいています。
1軒は、本日内部の検査をさせていただきました。あと数日でお引き渡しができます。
このお宅のポイントは、玄関わきの格子、きれいな構造体の柱と梁だと思われます。近日中に写真班が撮影とのことですので、あまり多くをご紹介いたしませんが、年月の経過にもかかわらず、きれいに組まれた格子の美しさが印象的です。また、大黒柱はケヤキ、その他の小黒の柱も栗と思われますが、きれいな仕上げで当時から良い材料を使用していたものと思われます。





次のお宅は、一度床部分を撤去しコンクリートを打設した後、再度柱を立てて復元を図っています。2階部分は、改修の予定がなかったのですが、屋根裏の痛みを発見し、急きょ一部補修することになりました。屋根裏には、多くの藁や蓆が真っ黒になって保存されていました。現場監督の武田さん、左官の上村さんのお手伝いで何とか撤去することができました。




二人とも真黒です。本当にごくろうさまです。
3軒目のお宅もだいぶ改修が進んでまいりました。壁も立ち上がり、2階の部屋の改修が始まっていました。


古材と液体ガラス




雪も解け春らしくなってきました。急ピッチで進む法林寺様の庫裏ですが、前の庫裏から引き継がれた古材部分の保存を考慮して画期的な方法で仕上げようと考えています。
 すでに半年以上前から、検討してきたことですが古材を守るための方法として、液体ガラスの塗布方法を考えています。
当社は、昨年の暮れ、この液体ガラスを木材に塗布することによる有効性についての研修や塗布技術の講習をすでに終了しています。
 この画期的な液体ガラスの使用については、昨年の6月27日のTBSテレビ放送の【夢の扉~NEXT DOOR~ 】  『日本の森林を守るために木材の有効利用を考えたい』  ドリームメーカー/『東大の木材博士』こと安藤直人先生  ナビゲーター/阪本麻美さん      
 【安藤直人 さんのマイゴール】  『2015年までに木造住宅の性能向上で人と木の共生を』
を見たのがきっかけでした。白アリを寄せ付けない。人体に害がない。木の弱点である燃えやすいことや腐りやすいことから、木材の可能性を極限まで追求しておられる安藤先生の取り組みに共感を得ました。上海万博にも展示された「液体ガラスを塗った木」の紹介は私に多くの興味を抱かせてくれたのです。
 その後、この液体ガラスとの出会いは間もなく実現いたしました。日経のホームビルダーが取り上げたのです。
私は、即この製造元を突き止め、連絡を取りました。その結果、この液体ガラスを販売する会社の方が当社を訪れてくれました。その時、私の提案である「古材への使用」を非常に評価していただいたとともに、積極的に取り組む姿勢を示してくれました。
そして、昨年暮れの講習となったわけです。講習当日は、日刊工業新聞社の方もわざわざ大阪から取材に来ておられました。
今後、この液体ガラスにつきましては詳しく説明をしていきたいと思っています。


年寄りの冷や雪(水)?シニヤのスキー三昧!


今年初めてのスキーに行ってきました。私以外の方は、みなさん何回か滑りに行かれているようです。私はちょっと無理をして、今回初参加です。


教念寺様ご夫婦
当社のお客様でもある教念寺のご夫婦や芦田様、それにお医者様や…の方々など総勢7名合計年齢428歳のスキーヤーがスキージャム勝山に集合いたしました。
 私は、今年からヘルメット姿で赤と黄色の衣装を替えての滑りです。還暦まではあと2年あるのですがね。スキーパンツを赤に新調です。
やはり、スキーはスピード感が面白い!一年ぶりの滑りに大満足!チョイ調子に乗り、今回大転倒いたしました。ヘルメットをかぶっていてよかったよかった!年寄りの冷や水はいけませんね。でもスキーは楽しいです。満足満足!

おお!カニ様!?

生きた松葉ガニ

昨日、舞鶴に用事で出向いた帰り、久しぶりに鮮魚の安い魚屋さんに寄ってみました。実は先月、沖縄へ行く直前に、このお店から生のズワイガニを送っていただいたのです。なんと二日後に沖縄についたのですが、まだカニは生きていたとか。そのことを思い出して、家でも久しぶりにカニすきをと思い、立ち寄ってみたのです。
 朝漁港に入ったカニが水槽に入っていました。緑のタグのついたカニを進められました。地元のカニだからおいしいとの進めもあり、ついに3匹も買ってしまいました。タグのついたカニなど買うことはめったにありません。そこでつい、記念撮影です。

日本近海で取れたカニには必ずタグが付いており、これが品質保証にもなっています。京都府の漁港に入港するカニのタグは緑のようです。
料亭でしか食べられない丹後半島の有名な間人(たいざ)カニも緑のタグです。
 ちなみに、タグのついていないショッピングセンターなどで売られているカニはすべて外国さんと考えていいでしょう。
 やはり地元産のカニは最高でした。満足!満足!

古民家の解体と古材に思う!・・・

最近、古民家の解体の調査を4件ほどさせていただいた。どれも新たに家を再建築するための解体が多いです。残念ながら、全部が当社による再建築というわけではありません。
 中には、屋根が落ち、再生するには数千万円の費用がかかるであろう立派な家もあります。こちらは、思い出の古材を一部使い、小じんまりした家の建築を目指すことでなんとか古材を生かそうとしています。



解体費用にあまり無駄なお金をかけたくないということもあり、なんとか古材を買ってもらえないかという相談が多く、調査にいきます。こういう物件は、確かに梁や桁・柱などの構造材にケヤキや松などの大きな部材を使用していることがあり、いつも匠の素晴らしさに感動させていただくことばかりなのですが、ではいざ使い道があるかといえば、同じ構造材としての使用は皆無に近いのが現実です。大きすぎて、現在新築する材料としては使用不能となるわけです。
 実際、意匠的にもきれいで新築の建物に活かせる古材は非常に少なく、今の建物にあった太さや長さといったサイズが乏しいのも現実です。
 古民家再生の中で、移築再生というのがあります。これは大変費用のかかる仕事だと思います。これは、施主様が解体時からの費用に対する理解と古材に対する思い入れがないとできないと思っています。
 費用をかける限り、再生時に、やはりきれいな仕上がりや強度をもとめるのは当たり前のことですので、どうしても全てを古材で再生することに抵抗を感じ新材の使用を考えてしまいます。その使用のバランスが難しいですね。虫食いのあとの残る古材を使うべきか否かなど・・・



また、昔の匠が建てた家をバラス(手解体)というのは、大変に抵抗がありますね。やはり魂の入った物が、一つ一つの部材に変わることによって魂が消えていくのがわかります。やはり部材になると存在感のある大きな梁や大黒柱などは別として、ほとんどが弱々しくて、再び使えるのかという気になりますね。大黒柱などもバラサれてしまうと「こんなもんだったの?」と結構貧弱に見えるときがあります。
 こう考えると、現地でバラサずに再生していくのが最も良いのではと思っています。傷んだ部分を直し、住みやすいように組み替える。これが一番なのではないでしょうか。



 通常人が住まなくなりますと家は傷みが早く、屋根から朽ちていきますが、人が住んでいる限り、何とか修繕は効くものです。あきらめてしまわず、再生させていただいたお宅もたくさんあります。
それでも再生がだめなら、新築の一部に旧家の思い出の部材を使わしていただくことです。こちらも構造材としてだけではなく、意匠材としても十分活用があると思います。

 一番困るのが、遠方に古民家があり、そのままにしておくと大きな家なので近隣に迷惑がかかるという場合です。
そんな場合は、一つは田舎への移住を考えている方への売却です。当社は不動産部門でこのような方々への仲介をお世話させていただき、都会からの方々との交流を図っています。
また、どうしても費用をあまりかけたくなく、価値ある大きな家の処分を考えておられる方には、当社も加盟しています日本民家再生協会(JMRA)の民家バンクへの掲載をご紹介いたします。譲り受けたいという方(移築再生希望者)がおりましたら、譲り受けということも可能です。
 ともかく、価値ある古材をどのようにしたら有効に残していけるのか考えています。今でも毎日100年以上たった古民家が解体され、価値ある古材のほとんどがチップになっています。本当の木の強度を発揮(ヒノキは150年前後が最も強度を発揮)することなく、次々と消え去っていく古材をどうしたら守れるのか、解体の見積もりを頼まれるたびに思います。

一年がかりの蔵の移動。メンヨー総集編


昨年の2月に移動を開始した蔵。家の解体や五葉の松の移動も終わり、造成盛土工事も急ピッチで進められる中、いよいよ主家の建築にかかる為、定位置への移動を終えました。ちょうど一年。その記録を改めて動画で編集してみました。

鎌倉の大仏様の胎内?!


先日の鎌倉の旅で久しぶりに鎌倉大仏を見てまいりました。
以前に訪れてから30年以上の年月が経っていると思います。今回、大仏の内部が見学できることに気付きました。以前から見学できたのかもしれませんが、まったく記憶に残っていませんでした。
20円を支払い中に入ってみました。大仏像が約40回にわけて鋳上げられた様子がよくわかります。
その鋳造法がすごいです。以下でその鋳造方法を動画で紹介しています。一度ご覧ください。
昔の人たちのスケールのすごさがわかります。
http://www.kotoku-in.jp/characteristic.html

「基礎下減震システム」

当社のニュー蔵漆で、西日本で初めて使用した地盤減震システムが、昨年の暮れ名称を変えて「基礎下減震システム工法~現代石場建て工法(基礎すべーる)~」という名称で、財団法人ベターリビングより「技術審査証明」を取得しました。

この工法を開発したのは、地盤調査や地盤調査の機械を開発しているビイック株式会社という会社です。
当社が古民家再生に取り組み、一方で伝統的木造建築の構法である「石場建て」の免震性に着目していたことから、ビイック社に「地盤減震システムは石場建ての工法の現代版である」とアドバイスしたところ、早速取り入れていただきこのような名称になったものと思われます。
 この「基礎下減震システム」は阪神淡路大震災並みの地震波(JMA神戸波818ガル・震度7クラス)を受けても建物の揺れを震度5強(250ガル)以下となることが(財)ベターリビングの技術審査証明事業によって証明されたことになります。
 一方1月の20日には、兵庫県三木市のE‐ディフェンス(実大振動破壊実験施設)にて、国土交通省関連団体主催のもと、伝統的木構法で建築された建物の実大振動破壊実験が行われました。建築基準法が想定する400ガル(きわめてまれに発生する大地震相当)と818ガル(阪神淡路大震災相当)の人口震動により、この伝統的溝法で建築された建物を揺らしました。
結果は、1階の土壁が破壊されたものの、鈴木委員長は「土壁の損傷部分を修理・・補修が可能・・今後も使い続けられる・・」として、今回の実験で伝統木溝法の建物が建築基準法の設計要件を満たしたことが確認できたとしております。⇒「伝統的溝法の設計法作成及び性能検証実験」検討委員会http://green-arch.or.jp/dentoh/experiment.html参照
 今後ますます注目されることになるであろう、伝統的木造建築や石場建て、そして「基礎下地盤減震システム」に、より前向きに取り組んでいきたいと思います。
 この2月5・6日と、当社の営業企画部の精鋭5名が、早速舞鶴のポリテックカレッジにて、今後伝統溝法の計算の基礎となる、限界耐力法計算の勉強に挑戦しました。後日報告があると思います。私も、振動実験委員長の鈴木先生の講義を受けたことがありますが、・・・・??でした。

当社の施工実績です。








古民家再生見学・蔵・長屋…鎌倉編

JMRAの事業者の会の懇親会後の宿泊場所は、ホテルニューカマクラという宿泊施設でした。駅に近い所にあり、女性がちょっと気になる建物のようです。

本館は築80年の戦前は「山縣ホテル」といい鎌倉でも有数なホテルとして営業されていたようです。



芥川龍之介と岡本かの子が運命的な出会いをしたのもこの場所だったとか。

ホテル入り口には、最近の映画の風景にもなった写真が飾られていました。

部屋の中もちょっとレトロでした。





お風呂が小さいのが、親父たちには不満でしたが・・・
では、民家再生の見学会の動画をどうぞ・・・

日本民家再生協会事業者の会・・鎌倉編

2月の5・6日と日本民家再生協会JMRAの登録事業者の会の研修会に参加してまいりました。開催場所は神奈川県の鎌倉市という風光明媚な観光名所や寺院などが顕在する地です。
 私は、もともと関東生まれなので小学生のころより何度か訪れていまして、車で2~30分のところに我が家の墓地もある曹洞宗の菩提寺があることから、今でも鎌倉の近くまでは頻繁に訪れています。
 今回は、事業者の研修と古い建物の見学会ということもあり、ゆっくり鎌倉を探索してみようということで泊まりがけでの参加となりました。

参加者は全国に100事業者近くいる登録事業者の中から30余りの業者が集合しての研修会です。
 一日目は、登録事業者の会の事務局より、相談員講習の趣旨説明と民家バンクの登録までの調査の流れや実態説明などが行われました。

続いての講演では、「地域の伝統技法が消えていく・・・古建築・河村邸調査」という演題で、高知からお見えになられました元四国職業能力開発大学校教授の中脇修身先生の講演を聴講させていただきました。
 中脇先生のお話は、江戸末期から明治にかけて建てられた高知の古民家の主屋や土蔵の調査の記録を映像や図面を使って御報告され、とくに土佐漆喰について特徴的な技法や特質について詳しくご説明をいただきました。

 現在では、土蔵や純日本建築でしかお目にかかれない漆喰ですが、そのなかでも特徴的な土佐漆喰については、今回初めて聞く内容でした。
 本来の伝統的な土佐漆喰の工程は、近くでとれる石灰岩を窯で焼き上げるところから始まるようです。窯が1000℃前後の温度になった時に、粘りの調整に工業塩をふりかけ4日後位にとりだし、放水すると生石灰から消石灰になるそうです。昔は女工が細かく砕き自然消化で粉末にしたのだとか。この粉末にする工程を「ふかす」というのだそうです。
 土佐漆喰は、いつだれが考案したのかははっきりしていないとのこと。土佐漆喰は耐久性の良さから土蔵によく使われたようで、ながせの時期(梅雨の時期)の左官の塗り仕事が一番よいとのことでした。工程も下地の竹を組む(竹小舞)⇒あら壁塗り⇒乾燥⇒中塗り⇒乾燥⇒漆喰塗りと長時間の工程のため、コスト高となり、次第に合理化され、工事量も減り、本来正当にできる左官職人が激減しているとのことでした。
 土佐漆喰は、稲藁のスサを発酵させて、混ぜ合わせて塗るため、塗った当初は土色というか肌色のような色をしているのですが、半年か一年たつと真っ白になるのだそうです。
鏡面のような仕上げになり、仕上げは手のひらを使って磨くのだとか。その作業の様子を貴重な映像で紹介していただきました。最近では、土佐漆喰が姫路城の仕上げにも使われているとのこと。
小舞に用いる竹は、やはり木と同じように新月伐採がいいようです。とくに秋の彼岸過ぎの新月に切る竹は虫もつかず、いつまでも壁下地では青いまま100年以上も残されることもあるようです。


小舞を編む縄は、「わらび縄」が最高とのこと。蕨の根っこで編んだ縄です。

有益な研修の後は、当然懇親会です。徒歩で歩き、中華料理の有名なお店で懇親会となりました。
この日の宿泊場所や鎌倉見学については、明日ご報告いたします。

2月最初のブログ・・リフレッシュ!

2月に入り、綾部でことし2件目の古民家再生に入りました。今は、内部の解体が始まっています。
解体もいつものメンバーがしてくれています。先日のDさんのお宅もお世話になっています。彼らは古材等の扱いにも慣れており、必要な部分は丁寧に扱ってくれます。


長い年月が経っていますので、痛んでいるところもあります。もちろん過去にも何度か修繕をしておられます。今回はちょっと大手術になります。

基礎から手術します。床も全部撤去しました。天井の煤竹はどうしましょうか?現場監督の武田さんと設計の担当者・プランナーどんな答えが出るのでしょう?楽しみです。もちろん私も・・・

さてこちらは先日ご紹介したD邸の現場です。
すでに基礎の一部が施工され、新しい補強の構造材が据えられています。

D邸の床もきれいにとりはらわれています。玄関にはコンクリートが打設されました。


格調高い欄間がそのまま残っています。よいものは残すことを考えましょう。

何事もリフレッシュは大切です。住まいも、車も、鞄も、靴も、道具も、丁寧に扱い磨いたり部品交換したりしてリフレッシュすれば長く生き続けることができます。
人間も同じではないでしょうか。リフレッシュ!大切だと思います。
私の冬のリフレッシュはこれです。残念ながら今年はまだ一度も滑っておりません。
今度の休みに行く予定です。これは昨年の勝山での滑りです。

1月最後のブログ

今年は、例年になく雪が多いですねえ。今日も天気予報では、近隣の市に大雪の警報が出ていました。
当社の社員も遠方からの社員が多いため、通勤途上での雪の弊害による心配が常について回ります。幸い本日は、大方の社員は定時に間にあったようです。
今年に入ってから日曜日の除雪作業が続いており、除雪のオペレーターたちは休みなく働いている。その反面、土木の現場は雪かき作業だけで思うように工事が進捗していない状況が続いています。
 建築の方は幸い屋根つきの現場が多いので、比較的心配はいりませんが。それでもコンクリート作業や左官作業は思うようにできていません。あと1カ月は、雪などの寒さ対策が重要です。
 今年に入り、綾部で2軒の古民家改修をさせていただいています。先日、遠方の施主様とお出会いする機会があり、現場の進捗状況も説明させていただきました。
家の外側からは、何度か拝見していましたが、早速外壁などの撤去が行われ、基礎の工事が始まっているので、急きょ現場視察をおこないました。

 内部の撤去も同時に行われ、屋根と一部の柱だけの状態なので、一刻も早く基礎の上に土台・柱を設置し筋かい等の補強をしなければならない状況。大雪が降って作業に支障がないよう願っています。幸い、綾部市内では比較的雪の少ない地域のようで少し安心。
 今回D様の天井部分を見て驚きました。築120年といわれるお宅で、以前に一度屋根を茅葺から瓦葺に葺き替えているようで、2階部分の天井には、ビッシリと煤竹が編みこまれていました。私が勅使の古民家で天井に編みこんだパターンと同じです。

このお宅の天井、素敵ですよね!上の写真。3cm前後の煤竹がきれいに編みこまれています。

私はこの煤竹の上に光を通す白の養生材を敷き込み、その上からライトで照らす手法をとっているのですが、そのままライトアップしたら良いと思えるくらいきれいな仕上がりです。

こちらの二つは当社の勅使の古民家の写真

撤去するのが惜しいくらいで、再度有効な使い方をプランナーと協議しようと思います。これからが当社のプランナーの腕の見せ所です。これからが楽しみです。乞うご期待です

O邸民家再生工事・・雪降りと材料検査

1月に入り、毎日のように雪が降り続いています。先日雪が解けて、O邸の再生工事でもある蔵の移動(メンヨー)工事に取り掛かったのですが、今週またしても雪降りになってしまいました。


しかしながら、こんな雪などに負けてはいられません。現場は着々と進んでいます。
今日は、木材の材料検査です。今回は。ほとんどすべての構造材の古材は保管してあるのですが、一度解体してしまいますと「魂が抜けたようなもの」な感じで、やはり痛んだ部材が多く見つかり、どうしても新しい構造材を使うことになりました。
本日は、その構造材の検査です。もちろん保存してあるケヤキの柱などは使うのですが、どうしても痛んでいたり短かったりしていますので、根継ぎをしなければなりません。そのためのケヤキ材や新材のけんさをするのです。


図面で使う箇所の部材を確認。この上のヒノキの柱2本は玄関のところです。

ケヤキは根継ぎに使います。
こちらのケヤキは8m以上のもの。一本物で使用します。すごい太さですね。


ついでにヒノキの含水率も測ってみました。10.6です。ずいぶん乾燥していますね。自然乾燥だとか

ついでに根継ぎの勉強です。
今回ケヤキの柱の根継ぎは金輪継ぎという方法です。

ついでに他の継ぎ方も勉強。


次ぎは原寸による検査です。屋根のむくり「屋根を凸状にふくらませること」や破風の大きさの確認です。

縣魚(ゲギョ)の位置なども確認

この9m以上もある古材の棟木は使用します。


年内完成に向けて現場は着々と動いています。

沖縄滞在記その3・沖縄の古民家・中村家住宅


沖縄の古民家にも興味があり、中部の北中城村にある「中村家住宅」を見学した。


この中村家住宅、約280年前の代表的な沖縄の農家。戦前の沖縄の特色をすべて備えている建物。


昭和47年に日本政府により国重要文化財に(それ以前は琉球政府により昭和31年に指定)。
 建築構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えている。士族屋敷の形式に農家の形式である高倉、納屋、畜舎等が付随。

柱は、琉球王朝時代の首里の士族の家屋を移したと伝えられ、柱の材質はすべて、農民には使用の許されなかったイヌマキ(チャーギ)、モッコク(イーク)が使われている。

京都の北部の古民家にもあるようなオクドさん(かまど)もあった。沖縄では、台所はトゥングァといわれている。

屋根は本瓦葺き(明治中頃までは竹芽葺き)、漆喰塗りで屋根の上に魔除けのシーサー(獅子)がのっていた。



沖縄では、台風の風速が6~70mにもなることがあるという。
このため、市街地はほとんどが鉄筋コンクリートか鉄骨造だ。木造でもこの家のように深い瓦ぶきの屋根がほとんどである。
ただし、昔の人たちは風の通る場所をよく知っており、風の通りの少ない場所に家を建てていたとのこと。沖縄のある場所で、75mの風速を記録した折、頑丈な鉄塔が倒れても、トタン板の屋根の家がびくともしなかったという話を沖縄のいとこから聞いた。まさに先人たちは、この島の風の通りをよく知っており、そこに住まいを建てたのだ。どこの地でも、先人たちの住んでいた場所を、大事に守ることが長い住まいを考える秘訣なのかもしれない、

沖縄滞在記その2・世界遺産

世界遺産の勝連城址と中城城址
この動画にある二つの城址は、2000年12月に登録された沖縄の7つの世界遺産のうちの二つです。ともに国指定史跡にもなっています。

沖縄はサンゴ礁の島で、石灰岩でできている島です。この二つの城壁もまた、自然の石灰質の岩石と地形を巧みに使って美しい曲線の石垣を築いています。
 どちらの城址も、復元のための工事が行われておりました。私も土建屋のはしくれとして、とても興味があり、現場を撮影してまいりました。本土の石のような硬さがないため、加工は簡単なようですが、石を積んでいく様は、布積みや乱れ積みなど、今では職人も少なくなったと思われ、時間のかかる作業と思えました。
日曜日でしたが、一部の工事をしていました。うるま市勝連城跡現場。

石灰岩を加工して石垣を創っていました


こちらは、北中城村の中城城跡の現場より















90度の石垣の補修をしていました。すべて手作業のようです。






一部は削岩機で加工している模様です。





石に一つ一つ番号が付けられていました。おそらく一度取り外した石積みを再度復元するものと思われます


















すべて手作業のようですね。たいへん手間のかかる仕事です。
*おまけの写真。この廃虚の城のような写真は何だかわかりますか?








中城城址の工事現場から見えた風景ですが、どうもよからぬ業者がホテルか何かを建設したようですが、ここは世界遺産にもなった史跡の場所。計画途中でとん挫したようです。

沖縄滞在記その1・カチャーシ!


沖縄で結婚式があり、2泊3日で沖縄に行ってきました。
沖縄は、わが父親の故郷でもあり、2年ぶりの訪問となりました。今回は、わが妻の身内がウチナンチュウ(沖縄人)の男性と結婚式(正確には披露宴)を行うというので、20数名の団体で沖縄ツワーとなったものです。
沖縄の結婚披露宴は本土とはちょっとスケールが違うお祭りです。披露宴に集まったお客様は200名あまり。宴会のプロの司会者いわく、今回は大変、少ない人数だとか。普通の披露宴で300名多くて500名だそうです。保育園時代の先生から御近所のおじさんまでみんな参加です。席に座るや否や、披露宴が始まる前から各席ではビールや泡盛を飲み始めています。披露宴はカチャシー(かき混ぜるという意味だが、にぎやかな沖縄の手踊り)でのお開きまで、あっという間の楽しい南国のお祭りでした。
 久しぶりの沖縄訪問です。中北部の海中道路を通って浜比嘉島まで行き、きれいな浜を見つけました。
世界遺産にもなっている勝連城(かつれんじょう)と中城城(なかぐすくじょう)という、昔のお城跡と中村家という沖縄の古民家を見学してきました。中城城は、38年前、沖縄返還直後のまだ観光場所にもなっていない頃にも訪れたことがありましたが、今回は観光客が訪れるようになり、また復元工事も行われており、美しい場所になっておりました。

海中道路を渡って浜比嘉島へ!

海も空もきれいです!

夏に海水浴に来たいですね。素晴らしい所です。

これはススキではありません!

サトウキビでした!この続きは明日ご紹介!です。

雪の橋立!超ミニ旅行!

年明けから続いている大雪が中休みしている昨日、私の所属する宅建協会の研修会と新年会が宮津市の天橋立のホテルで開催されましたので、北近畿タンゴ鉄道(KTR)というローカルな列車に乗ってミニ旅行を楽しみました。
出発は当社のモデルハウスの古民家にも近い、KTRの「牧」駅です。

乗客は私以外にはおりません。

結構駅の周りには面白い建物が幾つかあります。念法寺?

大きな古民家も健在です。

やってきたのは、車両が一両編成の電車です。

ここで、上りの電車とすれ違いです。

驚いたことに、社内には女性の車掌?!さんがおられました。

窓の外は雪だらけです。

4~50分で宮津駅に到着です。

ここからはホテルのバスで橋立へ向かいます。

ホテルから眺めた天橋立の内海側です。寒々としていますが、眺めがきれいでした。

海鳥たちも震えていました!?

帰りは天橋立駅から快速列車に乗りました。


まだ午後8時前ですが、乗客は少ないです。


快速電車で、乗車した「牧」駅を通過して福知山駅まで行ってしまい、ついに2次会に参加、
何とか午前0時になる前に自宅に帰ることができました。

2011年新春経済講演会..ちょっと堅い切り口ですが・・

一昨日、1月13日、京都銀行主催による新春経済講演会が京都市勧業館(みやこめっせ)において3400名もの聴講者を集めて盛大に開催されました。

講演の第一部は、経済学者の東大大学院教授の伊藤元重氏、第二部ではシャープ㈱代表取締会長の町田勝彦氏という豪華な方々による経済講演会となりました。
私も聴講者の一人として、3時間余りに渡る御二方の講演を居眠りすることもなく、熱心に聴講させていただきました。
 伊藤教授の講演では、結論からいえば「今年の日本経済は1.5%前後の成長と予測され、大きな期待はできない」とのことでした。
ただ、その講演の過程の中で、私たち経営者が考えなければならないいくつかのポイントをお教えいただいたような気がします。
現在の日本の状況は、①GDP(国内総生産)の1.8倍という900兆円もの借金という財政の破滅に近い状況。
②グローバル化が世界的に進む中での日本企業の立ち遅れ状況。
③土木・建設や不動産といった既存の産業の再編の状況。
にあると指摘され、これまでの延長線上には、日本の企業の生き残りの形態はないとのこと。
その中で、真面目に考える企業、オンリーワンを目指す企業、ビジネスモデルを作れる企業が必ず生き残るであろう。その、モデルとして衣料業界のユニクロ、中国で店舗拡大をしている熊本ラーメンの「味千」や中国や台湾などの企業を通して利益を上げている新潟のおかきメーカの岩塚製菓(株)などの例を紹介していました。
 今後は、高齢化が進む中、葬儀屋、介護施設はますます増えるが、そこにもビジネスチャンスがあり、農業の分野にもある。インターネット等のIT化が進み、問屋制度が崩壊してゆく状況の中にも、また、CO2削減をはじめとする環境問題などの中にも、その芽はある。
 いわゆる自前のビジネスモデルを作ることが肝要とのことだと思いました。わが社も頑張らねば!・・
第二部のシャープの町田会長の講演もまた、ものづくり経営者の視点で日本のモノづくり企業に必要な戦略として、「高度な需要に応えるオンリーワン技術」そして今後のマスコミ等で頻繁に登場するであろうキーワード「オープンイノベーション」や「和」の力の活用を強調されておられました。
 イノベーションとは、新しい切り口やとらえ方・活用法のことらしいです。従来の自前主義の閉鎖的方法でなく、必要となる研究開発能力や技術的知見、人的資源・資金をオープンな外部市場から調達し、効率的なイノベーションを目指すことを、どうもオープンイノベーションというようです。よくわかりませんが、何かを感じ取ってまいりました。
早速シャープさんは、この春京都で、地元企業とのこのオープンイノベーションの取り組みを開始されるそうです。

シャープさんて電機メーカーの売り上げでは、キャノンより下なのですね。もっと上だと思いましたが・・・

シャープペンシルも、このシャープの創業者が発明したそうです。だからシャープなのか!なるほど!?皆さん知ってたのかな?

雪のイベントもおもしろい!

1月。新年早々のイベントなんて誰もしません。でも、やってよかった気がします。こんな雪の中でも訪問してくださるお客様があるのです。感謝!感謝!
ところで、今日の京都府北部は、こんな雪化粧です。
また、茅の台の蔵漆クラシックの住宅に展示していただいたroots factoryさんの家具をご紹介いたします。















評判の良かったお正月広告!

年明けの週末の土曜日。本日より2か所にて見学会のイベントを実施しております。
大雪の後にもかかわらず、舞鶴や豊岡からも見学に見えてくれました。1月5日の広告チラシがよかったのでという方が多く、当社のチラシの頑張りに感謝!感謝!です。
今回のイベントに花を添えていただいた、新しい家具作りを創造しておられる家具屋さん[Roots Factory]ルーツファクトリーさんの勅使の古民家での展示家具(こちらは主にre-make家具)をご紹介します。もちろん、即売もしています。是非おいでいただきたいと思います。
明日は、茅の台の現代民家「蔵漆kura-chic」の展示家具を撮影してきます。

雪景色の見学会となりました。

古民家に生えるre-make家具たちです。











これはなんと!昔のテレビのシャーシ部分です。