またひとつ再生されたお家が増えました!

今回の与謝野町のお宅は、一部増築を含めた再生の工事です。今年の冬は雪が多く、このお宅の辺りも雪がたくさんふりました。
 昔から雪の多い地域だったのでしょう、大きな松の梁や桁で組まれたがっしりとしたお宅でした。
本日は、社内検査ということで、一級建築士の村岡さん、白井さん、そして紅一点中村女史と私で、監督員の武田さん(こちらも1級建築施工技士さんで建築士も持っています)の施工現場を厳しく?検査させていただきました。

 随所に、昔ながらのおうちを再生させていただくのが好きな武田監督の心配りが感じられ、楽しい団欒の場をむかえられるご家族の姿を想像させていただきながら検査を終了する事が出来ました。

なにやら増築部分の天井から引き出した梯子を登ろうとしている中村女史

下から白井さんが覗いておりました。

空き空間を利用したロフトになっています。

がっしりした梁!

格子戸の向う側が玄関です

昔ながらの和室も残しながら壁

を創りました。

監督の武田さんお疲れ様!

 

 

 

 

 

 

 

足掛け3年!大きなお屋敷の庭も完成!

昨年の暮れに改築が済み、外構工事の庭園の工事を年明けから進めていましたが、雪に悩まされながらも、春の芽生えと共に樹木の植え付けが完了し、全ての工事が終了いたしました。
 やはり、大きな庭が完成して、初めて家が完成したという気になりますね。このお宅の庭の見ごろは、今年は寒さで遅れていますが、4月中旬ではないかと思っています。当社にとっても最初で最後になると思われます個人のお宅の大工事でしたが、樹木の花が咲き誇る頃に多くの方々に見入っていただきたいと思うほど、楽しみな工事でもありました。
駐車場からの庭の眺め
 
 
 

 

 

石のアプローチを進んでいく

と大きな庭が見えてきます

遠くに見えるのはメンヨー(ひき家)で移設した蔵なのです。


 
 

 


この庭は暗渠排水の工事もチャンとしているんですよ。



今年は1月・2月は雪で職人さんたちも大変苦労していましたよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

弥生3月!春の雪の中の建前!

 
3月も半ばというのに、今年はいつまでも寒い日が続きました。
先日、建前の日の早朝、まだ冠雪がある中、建前は始まりました。
施主様のご希望は、「蔵漆・クラシック」タイプの家です。中心に収まる大黒柱は(6寸)18センチです。
 周りは新築住宅ばかりです。近所を散歩していたお年寄りが、「ここの家はエライ柱が太いなあ!」と驚いていました。
天候を心配していましたが、大勢の大工さんの協力で、雨や雪の影響もなく、一日で屋根仕舞いまでする事が出来ました。40坪からの大きな家ですが、職人さんたちの協力で、無事1日で棟上げどころか、屋根のルーフィングまで張ることが出来ました。 これまでの経験から、このようなスムーズに進行する現場は、最後までスムーズにいっている気がしています。
最後までご安全に!
  
 春とはいえまだまだ雪の残る福知山です!

 
 時間が経つと絶好の建前日和に!
 
 午後には早くも棟が上がりました!職人さんたちの連係プレーのよさ!

 上棟の棟上げ儀式も済ませました!
 

1日で無事屋根仕舞いができ雨も雪も安心です!

1日ですごいでしょう!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

久しぶりの大きな梁と桁です!

40数年前に一度、お父さん本人の手で鉄骨で屋根を中心にリフォームされた古民家を再び内部を解体しています。
 200年は経っていると思われる古民家は、再び息子さんのご意志により、当社での再生計画として動き出しました。壁や床を取り外し、骨組みだけの姿にすると、梁や桁が存在感をましています。
久しぶりの綺麗で大きな癖のある松の梁が見えています。また、工事用ライトの向こうには、お父さんが工事した屋根の鉄骨やトラス梁が見えています。
 工事を担当する監督や職人さんたちも、珍しいタイプの再生古民家に興味津津のようです。煤だらけになりながら、一所懸命梁を掃除してくれています。今から完成が楽しみです。
大きな広葉樹の木の向うにお宅はありました。
 
 
 
内部の解体が始まりました。

 
 
屋根の骨組みは鉄骨です。
40数年前の藁葺きからの
工事のご苦労は大変だったのでは。
素晴らしい梁が見えてきました。
 
 
 
 
 

鉄骨と200年前から
の古民家の再生の再挑戦に
職人さんたちも真っ黒になり、興味深々で頑張っています。

完成が楽しみですね!
お楽しみに!
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

還暦を前に思うこと。自らの誕生日をむかえて。

 満59歳になりました。昔の「数え」という年齢だと60歳になることになります。来年はいよいよ「還暦」だとか。還暦は字の通り、「暦(干支)がもどる・かえる」という意味で、甲・乙・丙・邸・・の十干と子・牛・寅・卯・・の十二支を組み合わせた60通りが一巡する事を意味するとのこと。私は「巳」年生まれで、来年が5回目の「巳」年を迎えることになります。
 今では少なくなりましたが、還暦には赤いちゃんちゃんこや頭巾などを近親者が贈る習慣がありますが、あれは赤ちゃんに還る=生まれた年の干支に還るという意味や赤は魔除けの色とされているためらしいです。
 そういうことを意識するわけではありませんが、最近私のネクタイは赤が多いです。先日、安いゴアッテックスのスキーウェアーも赤だったし、気がついてみると前年買ったスキーパンツの色も赤でした。
改めて60年の人生の総括を考えて、次の新たな人生を考えてみたいと思っています。
 昨年の3月の東日本大震災も大きな衝撃となっていますが、生きるということを考えさせられる旅をしました。
つい先日3月に入り、業界関係者と南九州に行く機会がありました。
伊丹空港から、鹿児島までの飛行機の旅でしたが、久しぶりにプロペラ機・JASのボンバルディア機ということで、故障や事故で有名なこともあり、久しぶりに緊張する雨の中のフライトでした。親会社でもあるJALの経営再建に向けて、最近は燃費のかからない小型機やプロペラ機がだいぶ復活しているようですね。
 さてここで、最初に向かったのは南九州市の「知覧」という町です。ここは、第2次世界大戦の末期に、多くの若者が「神風特攻隊」としてプロペラ戦闘機で出撃した知覧飛行場があったことで有名な場所です。
 今は、「知覧特攻平和会館」があり、当時飛び立った特攻部隊の若者たちの遺品・遺書がたくさん展示されています。今回知覧に行くと聞かれ、近親者から68年前に特攻で飛び立たれた方の遺言書を納めてきてほしいと委託された旅でもありました。
十数年前に一度訪れたことがありますが、その時の鮮烈な印象は今でも忘れておりません。今回も、会館の中の遺書の文面を読みましたが、読むそばから涙が出てしまい、多くを読まずに外に出てしまいました。
当時の若者たちの思いを考える時、何とも無念さを感じながら死を選ばなければならなかったのではと思えてなりませんでした。その意味をあらわす端的な言葉が「母」という文字に表れていました。多くの若者がつづった遺書の端端に「母上様」という文字が書かれていました。十二支を二巡もせずに散って行った多くの十代の若者達の無念さを感じずにはおれません。
 昨年の震災での19000名あまりの被害者の方々も、同じ思いであったと思われます。
 せっかくいただいた人生二巡目に向かって、新たな働きをしたいとおもっています。合掌


会館内はすべて撮影禁止です

当時の面影を残す塀舎の跡

当時の写真が展示されておりました



この碑にも「母」の文字が

ゼロ戦の残骸が展示されていました。外より撮影

知覧から飛び立った隊員は1036名、供養の石灯篭を募集したところ、全国からそれ以上の提供があったとのこと。
知覧の道路はこのように石灯篭がたくさん並んでいます

 
 
 
 
 
 
 
 

京都水族館!現場見学会に参加しました!


来る3月14日にオープンの予定になっています、内陸の水族館では日本最大となる「京都水族館」のオープン前の現場見学会に参加させていただきました。当社の所属する(社)京都府建設業協会の主催によるものでした。運営はオリックス不動産、施工は大成建設㈱が携わっております。
未だ工事の最中ではありましたが、すでに魚やイルカ、ペンギンなどの動物も元気に泳いでおりました。開業前のため、撮影は禁止されており、外部の撮影のみの報告となります。
 大水槽は厚み240mmのアクリルガラスを使用ということで見ごたえのあるものでした。また、イルカスタジアムではイルカショーの準備で大忙しの様子。ショー風景の遠方には、新幹線「のぞみ」車両が通過する列車姿も見られ、内陸水族館特有の風景が見ることが出来ます。開業まで2週間。お楽しみに!
 ところで水族館のある梅小路公園ですが、中々楽しい場所ですね。初めて訪れましたが、「緑の館」という植物園や旧二条駅の再生駅舎のある「蒸気機関車館」という蒸気機関車の常設展示など、子どもから大人まで楽しめるパークでした。これからは、大勢の観光客でごった返すかもしれませんね。


開業前の見学のため裏口に回ります。

スリッパも協会で用意しました。


入場料は大人2000円ですが、今なら年間パスポートが4000円でした。

すでに購入者が来られていました。

梅小路公園には、植物園もあります。


 
旧二条駅が再建築されている蒸気機関車館。
こちらは時間をかけれ場蒸気機関車に乗ることもでき、充実した時間が過ごせると思います。

 
 

多くの機関車が並んでおり、その風景は圧巻です。

動くD51に乗ることもできます