2011年4月18日
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古材と新材の使い方!
以前にもお伝えしましたが、8か月ぶりにお寺の庫裏が完成いたしました。
お住まいになられる御主人の当初からの思いである「元の庫裡の面影を、新築の家に残す」という思いをかなえるために、玄関や和室の一部に解体した庫裏の部材を再生使用しました。
ヒノキ材などの古材は、100年~200年の歳月の経たものが最も強度的に強いため、構造的には問題はないと思われましたが、キクイムシ等の害も見受けられましたので、防虫対策も考慮しながら、新材と比べて見劣りしない使用方法を考えました。
その一例として、液体ガラスの使用があります。先日もお伝えしましたように、人体にも無害で、シロアリ等からの防虫効果もあるということで、墨やベンガラなどの染料を混ぜた液体ガラスを塗り込んで昔からの輝きを復元させてみました。
玄関上がり框の床板も古材で復元してみました。
玄関先の虹梁です。カキ渋の入った液体ガラスで仕上げました。
新材の無垢板も使っていますよ!
こちらはお子さんのプライベートルームといったところでしょうか?
矢野利生
2011年4月19日 at 9:04 PMお世話になりました。近いうちに見学に行きます。