早くも建築の現場に影響が・・・

今回の東北の大地震の影響がこの関西にも表れ始めました。予測していたこととはいえ、
建材や設備材の出荷が停滞し始めているようです。
昨日の現場打ち合わせで、「設備メーカーより製品納入ができない」との報告があったというのです。「やはりか!」と改めて新聞を確認してみると、建築関係では,YKKAP(宮城)とクリナップ(福島県)といった企業が被災しておりました。また、配送関係も相当影響を受けており、道路関係の通行止めなどにより、出荷等に相当な遅れがでてきていると思われます。
そして追い打ちをかけるように、計画停電が実施され、生産活動にも停滞が予測され、今後資材の供給に支障が起こることは確実のようです。さらに悪意に判断すれば、資材の高騰等につながり、結局多くの消費者が被害を受けることになりそうです。
 また、土木の現場からは、機械や資材の盗難に対する注意がでているようです。すでに発電機の盗難も発生しているようです。当社の24時間発電機による水中ポンプによる水替えの現場では、何度も盗難の被害にあっている経験から、発電機を盗難から守るための工夫に苦労している模様です。今後は、また重機や鉄関係の資材の需要も見込まれるため、盗難対策も一苦労です。
 被災の3日目ごろから、携帯メールによる「節電をして、東日本への電力支援を」呼びかけるメッセージメールが届いていましたが、どうもチェーンメールというもののようですね。
一見正しいメッセージのように思われたのですが、よく考えると「西日本の60hzと東日本の50hz」という周波数の部分は解決したのか?と疑問に思っていたのですが・・やはり西日本からの電力供給は無理のようですね。
 ちなみにまったく不可能なのではなく、現在の日本において周波数変換が出来る変電所は3変電所あり、サイクル間で融通できる最大電力は100万kWだそうです。東京電力が足りないと言っているのは、その10倍の1000万kwなので、やむなく計画停電になった
ようですね。 
 今報道されています原発の事故の報道もそうなのですが、こう様々な情報が次々に入ってきますと、その中で正しい情報はどれなのかということを自分自身で判断していかなくてはなりませんね。
 今後は、資材も値上がりするでしょうし、消費税アップもやむなしという声が上がるでしょう。顧客重視を掲げる当社としましても、ここからが正念場という気がしております。

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