薪・・究極の太陽エネルギー集約体・・古来からの蓄電池?! 

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春になり、作業のしやすい季節になりました。本日は、薪づくりの第一歩。山からクヌギの木を運び出す作業を始めます。その前に、チェンソーと木の搬出の講習会を業者の方にしていただきました。
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ところで、この樹木から作られます薪のことですが・・・ここで話が長くなります。
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薪となるクヌギなど植物体である樹木は、光合成によって二酸化炭素を大気中より吸収し、太陽エネルギ―で光合成を行い自らの体を作っています。言わば、太陽エネルギーと二酸化炭素の集合体なわけですね。(もちろん水分等もありますが・・)
この樹木=薪を乾燥させると水分がなくなり、燃焼(酸化)させると、また熱エネルギーと二酸化炭素が大気中に放出されるというわけです。
 つまり、地中より産出された石油や石炭が新たに大気中に二酸化炭素を放出(増加)させるのと違い、樹木=薪の場合、大気中に放出される二酸化炭素量は、大気中より吸収した量だけ、大気中に戻されるだけなのです。つまり差し引きゼロというわけですね。
 薪を燃やしても、石油や石炭を燃やしても、同じように煙が出るから同じように考えてしまいがちですが、大気中の二酸化炭素放出についての考え方は、全く違った意味合いとなりますよね。
 いま太陽光発電で得られた電力エネルギーをなんとか蓄電しようとリチウムイオンなどの蓄電池が登場してきていますが、これも太陽エネルギーの集約器になりますよね。
 そう考えますと、「薪」というのは、古来から使われていた立派な「蓄電池」みたいなものですね!
 薪2本ぐらいで、灯油1L分ぐらいのようなので、立派なエネルギー蓄電池ですよね!
そう思うと、国土の7割が森林(樹木)である日本の国土には、素晴らしいエネルギーがたくさん眠っているのではと思います。アーもったいない!

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