古材と液体ガラス
雪も解け春らしくなってきました。急ピッチで進む法林寺様の庫裏ですが、前の庫裏から引き継がれた古材部分の保存を考慮して画期的な方法で仕上げようと考えています。
すでに半年以上前から、検討してきたことですが古材を守るための方法として、液体ガラスの塗布方法を考えています。
当社は、昨年の暮れ、この液体ガラスを木材に塗布することによる有効性についての研修や塗布技術の講習をすでに終了しています。
この画期的な液体ガラスの使用については、昨年の6月27日のTBSテレビ放送の【夢の扉~NEXT DOOR~ 】 『日本の森林を守るために木材の有効利用を考えたい』 ドリームメーカー/『東大の木材博士』こと安藤直人先生 ナビゲーター/阪本麻美さん
【安藤直人 さんのマイゴール】 『2015年までに木造住宅の性能向上で人と木の共生を』
を見たのがきっかけでした。白アリを寄せ付けない。人体に害がない。木の弱点である燃えやすいことや腐りやすいことから、木材の可能性を極限まで追求しておられる安藤先生の取り組みに共感を得ました。上海万博にも展示された「液体ガラスを塗った木」の紹介は私に多くの興味を抱かせてくれたのです。
その後、この液体ガラスとの出会いは間もなく実現いたしました。日経のホームビルダーが取り上げたのです。
私は、即この製造元を突き止め、連絡を取りました。その結果、この液体ガラスを販売する会社の方が当社を訪れてくれました。その時、私の提案である「古材への使用」を非常に評価していただいたとともに、積極的に取り組む姿勢を示してくれました。
そして、昨年暮れの講習となったわけです。講習当日は、日刊工業新聞社の方もわざわざ大阪から取材に来ておられました。
今後、この液体ガラスにつきましては詳しく説明をしていきたいと思っています。
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